
1: (東京都) [MO] 2026/04/18(土) 08:12:09 3月初旬、日本に8年間住んだ中国人男性が、家族で日本を離れ、カナダへ移住する決断をした理由をXに投稿した。 「8年間日本に住み、なぜ私たち家族は日本から引き上げることを選んだのか」と題したその投稿は、中国語圏だけでなく日本でも大きな反響を呼んだ。 投稿したのは、「老沙」というアカウント名の男性だ。 彼は「日本を離れるのはビザの問題ではない。 妻は日本人だ」と前置きしたうえで、こう書いた。 「多くの人に『日本はこんなに安全で便利なのに、なぜ離れるの?』と聞かれます。 確かに日本には魅力的なところがたくさんありますし、8年間住んできて、日本が悪いと言いたいわけではありません。 ただ、私たち家族にとっては、だんだん合わない部分が増えてきたと感じただけです。 あくまで個人の体験として、正直な気持ちを共有したいと思います」 彼の言葉は、日本社会のどこに違和感を覚えたのかを端的に表していた。 見えないルールが多く、自由度が低い 老沙さんがまず挙げたのは、日本社会に存在する「見えない制約」の多さだった。 たとえば「空気を読む文化」や「暗黙のルール」。 明文化されていなくても、周囲に合わせることが求められる場面が多く、行動の自由が狭められているように感じるという。 一戸建てに住み、庭があっても、近隣への配慮から気軽にバーベキューはしづらい。 新幹線では弁当を食べることは許容されても、551の豚まんを食べるのは「においが強いから」自粛すべきとされる。 エレベーターでは、ドアの近くに立った人が「開」ボタンを押し、最後に降りるのが礼儀とされる。 便利なセンサーがあるのに、それでも「そうするのが当たり前」という無言の圧力がある――。 老沙さんは、そんな日常の細部に息苦しさを感じたという。 外国人に対しても、「郷に入っては郷に従え」という同化圧力が強いと感じていた。 日本社会になじもうと努力しても、自然体で暮らすのが難しい。 そこに精神的な疲れが蓄積していった。 「みんな同じ」が前提の社会構造 老沙さんは、日本の教育や社会構造にも違和感を覚えていた。 卒業シーズンになれば、学生たちは一斉に黒いスーツを着て就職活動に臨む。 日本社会では、決められたレールの上を進み、「安定した歯車」として機能する限り、一定の安心や保障が得られる。 だが、そのレールから外れると、信用や機会が一気に失われやすい。 起業や投資をしようとしても、融資を受けにくい。 賃貸住宅を借りることすら難しい場合がある。 多様な生き方を許容する社会というより、同質性を前提に組み立てられた社会に見えたという。 「将来、自分の子どもには、こうした社会のなかで育ってほしくないと思った」 それが、家族で日本を離れる決断につながった。 続く 旅行者にとっては天国だが…日本を離れることに決めた在日中国人のホンネ最近、東京・大阪などの都市部では中国語を耳にする機会が明らかに増えた。観光客として日本に来るだけでなく、日本で長期滞在し、移住する中国人が増えているのだ。その一方で、SNSでは「中国人は日本が嫌いなんじゃないのか」「なのに、なぜ移住してくるのか?」といった声もよく見かける。実際、在留外国人は増え続けており、2025年末には約412万人と過去最多を更新した。そのうち中国人は約93万人と、国別で最多を占めている。しかし興味深いのは、日本にやってきて、暮らしてみた中国人の中に、今度は「住んでみると息苦しい」「自由がない」と感じて、日本を離れる人たちも出てきていることだ。日本は中国人にとって、どんな国に見えているのか。ダイヤモンド・オンライン…