1: 2026/03/18(水) 17:51:51.27 😭 「働いたことがないんです…」生活費月22万円で暮らしていた52歳専業主婦。夫に見放され、初めての面接で感じた〈現実〉「あなたが働いているから大丈夫」…すれ違いから始まった崩壊「履歴書の職歴欄を見て、手が止まりました」そう話すのは、関東地方に住む山口真理子さん(仮名・52歳)です。真理子さんは20代で結婚し、その後は専業主婦として家庭を支えてきました。夫は会社員で、家計は夫の収入が中心。住宅ローンはすでに完済しており、生活費はおおむね月22万円ほどでした。「贅沢をしていたつもりはありません。でも普通に暮らしているだけで、それくらいはかかっていました」子どもはすでに独立し、夫婦2人の生活。家事はすべて真理子さんが担い、夫は仕事に専念するという役割分担が続いていました。ただ、夫は数年前から将来の生活について口にすることが増えていました。「このままで老後は大丈夫なのか」「年金だけでやっていけるのか」そうした問いに対し、真理子さんは深く考えずにこう返していたといいます。「なんとかなるんじゃない?」「あなたが働いているから大丈夫でしょ」「今思えば、全部夫任せでした」あるとき、夫はファイナンシャルプランナー(FP)に相談に行きました。老後の生活費や年金見込み額をもとに、将来の家計を試算したといいます。その結果は、厳しいものでした。「このままだと、老後は毎月赤字になる可能性が高いと言われたそうです」総務省『家計調査(2024年)』によれば、高齢夫婦のみの無職世帯の平均支出は月約25.6万円。一方で、年金収入だけではそれを下回るケースも多く、差額は貯蓄の取り崩しで補う必要があります。夫はその試算結果を真理子さんに見せ、支出の見直しや働き方について話し合おうとしました。しかし――。「正直、ピンときていませんでした」日々の生活に困っている実感がなかったため、危機感を持てなかったといいます。「まだ先の話だと思っていました」 「もう一緒にはやっていけない」その後も、夫婦の間で温度差は埋まりませんでした。夫は節約や将来の備えについて話し合おうとしましたが、真理子さんは「そこまでしなくてもいいのでは」と受け流してしまうことが多かったといいます。次第に会話は減り、家の中の空気も変わっていきました。そしてある日、夫は静かにこう言いました。「もう、これ以上は一緒に暮らせない」それは突然の言葉ではありましたが、振り返れば長い時間をかけて積み重なった不満の結果だったのかもしれません。生活費の支援も徐々に減り、真理子さんは初めて「自分で収入を得る必要」に直面しました。初めての面接で突きつけられた現実仕事を探し始めた真理子さん。しかし、すぐに壁にぶつかります。「働いたことがないんです……」面接でそう口にしたとき、自分の置かれている状況を初めて実感したといいます。応募したスーパーでは、シフトや体力面、接客経験について問われてもうまく答えることができず、結果は不採用でした。仮に働けたとしても、すぐに以前の生活水準に戻れるわけではありません。女性短時間労働者の賃金水準はフルタイムと比べて低く、勤務時間も限られています。月収は10万円前後にとどまるケースも少なくありません。「月22万円で暮らしていた生活を、自分一人で支えるのは無理だと分かりました」その後、真理子さんは自治体の相談窓口を訪れ、離婚や生活費に関する制度について知ることになりました。婚姻中であれば生活費の分担(婚姻費用)を請求できる可能性があることや、将来的には財産分与や年金分割といった制度があることも初めて知ったといいます。「何も知らなかったことが、一番怖かったです」現在は清掃のパートとして働き始め、少しずつ生活を立て直しています。「もっと早く、自分でも働ける準備をしておけばよかったと思います」専業主婦という選択自体が問題なのではありません。ただ、その生活が長く続く中で、「もしものとき」に備える視点が抜け落ちてしまうことがあります。「大丈夫だと思っていた前提が崩れたとき、自分がどう動けるか」その問いに向き合うことが、これからの“安心”につながるのかもしれません。…