1: 七波羅探題 ★ GU1Xs1AR9 2026-02-22 14:45:51 現代ビジネス2月22日7時0分 外国で取得した免許証を日本の免許証に切り替える「外免切替」に、ついに行政のメスが入ったーー。 昨年10月、警察庁は外免切替を利用した外国人による相次ぐ事故を受けて、新制度の運用をスタート。申請者に交通ルールを問う「知識確認」と、運転スキルを問う「技能確認」の審査基準を厳格化した。 その対象となる外国人ドライバーはなにを思うのか。免許センターで、彼らに取材した。 外免切替の取得者数は、近年うなぎ上りだ。’24年の年間取得者数は7万5905人で、10年前に比べると2.5倍に増加している。免許取得者のうち最も多くを占めるのがベトナム人で、2番目は中国人だという。 その一方で、問題視されていたのが、外国人による交通事故の増加だ。内閣府の交通安全白書によると、国内での外国人ドライバーの交通事故件数は、’20年の5441件に対して、’24年は7286件と増加している。 また、外国人ドライバーによる悲惨な事故も後を絶たない。’24年8月には、山梨県・富士河口湖の交差点で、レンタカーを運転していた中国人の女が、中国人観光客の夫婦を轢いて死亡させる事故が起きた。 さらに’25年5月には、埼玉県・三郷市で中国籍の男が飲酒した上で車を運転し、小学生4人をひき逃げして重軽傷を負わせる事件が発生。また同月には、三重県の新名神高速道路で、ペルー国籍の男が道路を逆走して対向車2台と衝突する事故も起きた。 「これら3件とも、被疑者が外免切替で日本の免許を取得したドライバーだったことから、現行制度に対して厳しい目が向けられるようになった」(全国紙社会部記者) 「イラスト問題10問→文章問題50問」に変更 外免切替で変更された点は、主に2つ。従来の制度では、ホテルや知人宅などの一時的な滞在先でも、住居地として認められた。しかし新制度では、原則として住民票の写しを提出する必要があるため、観光ビザなどによる短期滞在者の外国人は日本の免許証を取得できない。 また、日本の交通ルールを問う「知識確認」も厳格化された。従来の制度では、イラスト問題10問中7問に正解すれば合格することから、受験者の通過率は90%を超えていた。 しかし新制度では、多言語で作られた文章問題50問に変更され、合格ラインも9割以上に引き上げられた。さらに運転スキルを問う「技能確認」に関しても、新制度では横断歩道や踏切の通過などの項目が追加され、審査基準も厳しくなった。 「韓国やアメリカ、台湾をはじめとする29ヵ国の外国人は、知識確認と技能確認を『免除』される。しかしジュネーブ条約に締結していない中国人やベトナム人などは、この2つの審査を突破しないかぎり、日本の運転免許を取得できなくなった」(同前) 新制度の運用から4ヵ月が経った今、どうなっているのか。2月某日、朝9時すぎに埼玉県にある免許センターを訪れると、1階の受付窓口は、学科試験を受けるであろう日本人が長蛇の列を作っていた。 その一方で、ポツポツと外国人の姿も。申請書の記入コーナーでたむろしている中国人グループのほか、イスに座り、スマホを見つめている東南アジア系の外国人も目に入る。 外免切替は、まず在留カードなどの必要書類の確認や、外国免許の取得について日本語で質問される「事前審査」を通過する必要がある。その後、運転ルールを問う「知識確認」のほか、運転スキルを問う「技能確認」に合格すると、日本の運転免許が発行される。 埼玉県では完全予約制を導入しており、それぞれの審査は2~3ヵ月先まで空き枠がない状況だ。 この日、事前審査の会場となる「外国免許相談室」の入口前に足を運ぶと、およそ30人ほどの外国人が詰めかけていた。東南アジア系や中東系の外国人が多く、廊下に設置された椅子はほとんどが埋め尽くされている。 やがて職員が出てきて、「番号お呼びします、26842の方~」とアナウンスが行われた。 免許センターの外で、事前審査終わりの彼らに声をかけると、口を揃えて「テストへの不安」を漏らした。 「今日は友達と面接(書類審査)に来て、2ヵ月後にペーパーテスト(知識確認)を受けます。だけど自信ないので、これからYouTubeを見て勉強します。練習問題を解説してる動画があるので。 これまでテストは10問だけで、友達は『少しだけ勉強したら大丈夫だった』と言ってたのに、50問になった。どうしてテストを難しくする? 私たち困っちゃう。それに、まだテストが難しくなってからテストを受けた友達がいないから不安です」(インドネシア人男性) ※以下出典先で…