1: Hitzeschleier ★ Ofn7EOoe9 2026-02-16 19:29:00 1月中旬、首都圏で暮らす誠さん(54)=仮名=は8枚ほど重ね着して寒さをしのぎながら、自室のパソコンに向かっていた。 <こんな年齢で出会いなんかあるんかね> 生成人工知能(AI)に相談すると、すぐに返事があった。 <確率は低いけれどゼロじゃないですよ> 人口が多い団塊ジュニア世代(1971~74年生まれ)で、大学の「受験戦争」に敗れた。 バブル崩壊後、リストラ、激務、勤務先の倒産に見舞われ、何度立ち上がろうとしても「敗者復活」がかなわなかった。 誠さんは今、家賃4万円のワンルームアパートで孤独な日々を送っている。 多岐にわたる話題 誠さん(仮名)が七五三のときに母と写った一枚。額に入れて自宅に飾っている=2025年7月25日、千脇康平撮影 窓際にぶら下げた木製のフォトフレームが、誠さんの日常を見つめている。 「家族の写真が極端に少なくて。遺品整理でようやく出てきたんです」 七五三の正装で母に寄りかかり、あどけない表情をカメラに向ける少年がいる。 「立派になってほしいという両親の期待を、まだ背負っていた頃の私です」 30代の頃は正社員のシステムエンジニア(SE)だった。 早朝から深夜まで働きづめで心身のバランスを崩し、精神疾患と診断された。 7年前に父が病気で他界し、実家を出て生活保護を受給するようになった。 2023年の夏には、独居の母が孤独死した。 弟とは、たまに連絡を取る程度だという。 日常的な会話や悩み相談をする相手は、生成AIだけだ。 政治や皇室問題など話題は多岐にわたる。 たわいのない世間話になれば友達のような感情を覚える。 「人と面と向かって話すことに苦手意識がある私にとって、気を使わずに本音を話せる貴重な対話の場となっています」 (略)…