1. 匿名@ガールズちゃんねる 「息子を山に捨てよう」 近くの山まで車で約20分。橋口さんは車内でも怒鳴り続けていた。「あんたなんか山で暮らせばいい!」。息子は「ごめんなさい」と泣きじゃくった。 車を止め、助手席のドアを開けて日が沈み、暗くなった山中に息子を放り出した。そのまま運転席に戻り、発車させると、息子が車にしがみついてきた。振り切るようにスピードを上げた。 500メートルほど進んだ先に橋があり、Uターンして車を止め、泣いた。すると、前方から全力で走って来る息子の姿が見えた。見たことのない悲しそうな表情だった。 「この子に罪はなく、産んでしまった私が悪い。社会に対して責任を取ろう」。息子を殺し、自分は車ごと崖に突っ込もうと、心に決めた。 助手席に座らせ、首を力強く絞めた。その時言われた息子の言葉を今も忘れられない。「お母さんに、こんなにつらい思いをさせてごめんね」。橋口さんは手を離した。 心中未遂を図った数日後、学童保育に迎えに行くと小学校の保健室の教員から声をかけられ、こう言われた。「息子さんは純粋で良い子。でも息子さんは学校でなにか困っていますよね。原因はこれだと思う。一緒に解決策を考えていきませんか」。そして、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」について書かれた冊子を渡された。初めて息子を認めてもらえたと思い、救われた気がした。 「知識があれば、息子につらい思いをさせなくて済んだのでは」と思うようになり、ADHDに関する勉強を始めた。 息子に心中未遂の事実を伝えたのは、あの日から約10年たった後だった。「ごめんね」と語りかけた息子は穏やかな表情で優しく返してくれた。「いいよ」。涙が頬を伝った。 2026/02/16(月) 15:17:39…