1: 匿名 2025/12/24(水) 07:55:10.97 ID:??? TID:ma555 代表的なアレルギー検査として「VIEW39」という39種類の即時型アレルギーの反応について調べる血液検査があります。即時型アレルギーとは、アレルゲンを摂取後すぐに症状が現れるタイプのアレルギーのこと。項目としては、ダニ、ハウスダスト、スギなどの吸入するタイプのアレルゲンのほか、卵、牛乳、小麦、大豆などの食物系アレルゲンも調べることができます。 この即時型アレルギー検査は、保険適用でもあり、ある程度の信頼性はあります。 特にダニやスギ・ヒノキといった吸入系のアレルゲンに対する検査の精度・信頼性は高い。また、即時型アレルギー検査の結果が陽性であり、その患者さんの症状や臨床所見とも矛盾しないようであれば、「舌下免疫療法」による根本治療も行えます。つまり「次につながる」検査でもあるのです。 しかし、一方で、食物アレルギーに関しての信頼性は劣ります。たとえ結果が陽性であっても、本当は食物アレルギーではないケースがしばしばある。「偽陽性」の可能性は50~60%ほどの高さです。 私の医院にも、アレルギー症状を相談しに来る患者さんが多くいます。 即時型アレルギー検査を受けた結果、これまで平気で食べていた「エビ」「カニ」の項目が「陽性」になり、「全く症状がないのに……。どうすればよいですか⁉」と戸惑っている方もいました。 陽性となった食品を実際に食べても、何かの症状が出るわけでもなく、臨床的には検査結果と身体所見がつながっていない場合も多い。症状が出ていなければ、私は「食べても問題ないですよ」と説明することが多いです。 もし、強いアレルギーがあれば、鼻水、咳、かゆみなど、はっきりとした症状が出るはずです。その場合は、ぜひ、医師に相談しましょう。症状の内容を具体的に話して、アレルギー検査を受けてみたいと素直に伝えれば、適切な検査を紹介してくれるはずです。 アレルギー検査と一言で言っても、様々な種類があり、信頼性・精度に差がある。たとえ結果が陽性でも、それを鵜?みにして、いきなり食事制限をすべきではありません。あくまでも症状などを見て総合的に判断すべきです。 詳しくはこちら…