1: 匿名 2025/12/23(火) 14:13:06.12 ID:2+mNfDRB0● BE:609257736-2BP(7777) 年末年始は急増する“カニカニ詐欺”にご用心 「ぎっしりつまったお得なカニ」届いたら中身がスカスカ… 12月上旬、ある日の昼下がり。都内で働く女性のスマホに見知らぬ番号から電話がかかってきた。 「あのう、〇〇さんでしょうか。以前、カニをご購入いただいた海産物会社です」 そういえば数年前にカニを買って、年末年始に家族で食べたことがあった。そう思い出している間にも、電話口の相手はこう続ける。 「4L、5Lと呼ばれる大きさのカニで、脚はキュウリのような太さです。身がぎっしりつまっていて、おいしいですよ」 「本来は4万、5万円もするカニです。以前購入していただいた方への特別価格で、1万9800円でご案内しているんです」 朴訥とした話し方に電話を切るタイミングを見失った。だが、物価高騰が叫ばれるなかでカニを安売りする理由や会社名を名乗らないことが気になり、電話を切った。 後日番号を検索すると、迷惑電話の情報を集めたサイトにたどりついた。女性はこう嘆息する。 「カニカニ詐欺だったんです。『今回だけの割引です』と特別感を煽って、値段に全く見合わない粗悪なカニを買わせたり、代引きで送り付けたりする。サイトには同じような電話があったという人がたくさんいて、びっくりしました。相手は少し訛りのある、たどたどしい話し方。『本当においしいから食べてほしい』と訴える声を聞いていると、少し白髪の、日に焼けた漁師さんが一生懸命電話をかけているような気がしてきて、つい注文しそうになりました」 女性が「カニカニ詐欺」と話すこの電話が、近年増加傾向にある。国民生活センターによると、海産物の電話勧誘販売や送り付けトラブルの相談件数は2015年度から20年度までは年間2000件前後で推移していた。だが、コロナ禍の21年度には前年の2倍以上の5205件に増加。コロナ収束以降は落ち着いたように見えたが、相談件数はまた増えているという。同センターの担当者は言う。 「カニだけでなく、シャケやホタテ、ホッケなどが入った詰め合わせを勧誘販売するケースもあります。届いた海産物の中身がスカスカだったという相談もありました。不要だと思ったときは、きっぱり断ることが重要です」…