1: 少考さん ★ gucQ6KVt9 2025-12-20 09:02:48 ※東京新聞デジタル 2025年12月19日 21時11分 会員限定記事 やはり、強制送還されていた。 12月17日に送還すると通知され、入管施設から姿を消した非正規滞在のパキスタン人男性のムスタファ・カリルさん(62)。 平口洋法相は19日の閣議後の記者会見で、強制送還したことを認めた。 カリルさんの健康状態に配慮して異例の対応をとったことも明かしたが、かえって関係者はある疑念を強めている。(池尾伸一、飯田克志) ◆健康状態悪く「飛行機に耐えられるか…」 カリルさんは難民申請を認められずに収容所生活は10年を超える。 入管の対応に反発して施設での食事を拒否する「ハンガーストライキ」を決行。栄養状態は悪く、骨粗しょう症の疑いがあり車いす生活を余儀なくされていた。 このため、支援者たちは飛行機の衝撃に耐えられるか懸念していた。 健康不安や「合意違反」の疑いから、支援者らは送還に反対して急きょ署名活動を展開し、16日に入管庁に提出していた。 しかし、支援者が17日朝に牛久入管を訪ねると、職員が冷たく言い放った。「ここにはいません」 支援者らはカリルさんの身を案じた。「やはり送還されたのか」「無事につくことができたのか」 ◆入管職員と医師が同乗したというものの 19日の閣議後に開かれた平口法相に記者が質問すると、「護送官付き国費送還を実施した」と認めた。 「難民申請について多数回却下され、これまでに提起した複数回の行政訴訟でも国側の勝訴が確定しているにもかかわらず、帰国を拒んでいた南西アジア出身の被収容者」 平口氏はカリルさんを突き放すように説明しつつ、健康面への配慮も付け加えた。 「事前に健康状態が送還... 残り 673/1346 文字…