552: 今日もがんばる親父 投稿日:03/08/19 14:05 ID:fxiQfHvc 「もう氏にたい・・・。もうやだよ・・・。つらいよ・・・。」 妻は産婦人科の待合室で人目もはばからず泣いていた。 前回の流産のとき、私の妹が妻に言った言葉・・・ 「中絶経験があったりすると、流産しやすい体質になっちゃうんだって。」 そのあまりにも人を思いやらない言葉に私は激怒し、それ以来 妹夫婦とは疎遠になっている。 妻はロには出していないが、もの凄く辛い思いをしていたと思う。 だから、今日までなんとか2人で頑張ってきたが、3度目の流産。 前回も前々回の時も「また、頑張ろう」と励ましてきたが 励ます言葉が妻にプレッシャーをかけるような気がして、何もいえなかった。 いや、そうではない。今考えるとおそらく、3度目の流産を告げられて 子供がいない人生を私は模索し始めていたんだと思う。 私は、冷淡な動物だ。情けない。 「ごめんね・・・。でも、もう私頑張れないかも。もう、駄目だと思う。」 待合室に妻の嗚咽だけが響く。 「ううん・・・○○(妻の名前)が悪いわけじゃないんだから。 こればかりは、運だから・・・・。」 それ以上、かける言葉が見つからなかった。…