自分たちは準備不足――「それが私の実感だ」 “国内専念”マンUの指揮官が率直発言。4部クラブ相手に今季初勝利を掴めるか マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、現地8月27日に開催されるリーグカップ2回戦、グリムズビー(4部)戦を前に会見に出席。国内と欧州の両立に関する考えを明かした。英紙『The Guardian』などが発言を伝えている。 20度のリーグ制覇を誇る名門は昨季、屈辱の15位に沈んだ。降格した1973-74シーズン以来の最低順位で、勝点42は過去最低だ。カップ戦でもタイトルを獲れず、無冠で終了したため、今季は最高峰のチャンピオンズリーグ、昨季に決勝まで進んだヨーロッパリーグ、3つ目の階層に当たるカンファレンスリーグのいずれの出場権も有していない。 つまりプレミアリーグ、リーグカップ、FAカップの国内大会に専念することとなる。この点に関して、昨季の途中からユナイテッドを率いるポルトガル人指揮官は、率直にこう語った。「我々は(今季)ヨーロッパで戦う準備ができていなかったと思う。それが私の実感だ。チャンピオンズリーグで強豪と戦い、プレミアリーグを戦うには、チームとして成長する時間が必要だ。 昨季も言ったが、我々は試合ごとに準備する時間が必要なんだ。試合は非常に競争が激しく、基盤を築いてからパフォーマンスを発揮しなければならない。そして将来的に、(試合数が増えて)全員がプレーできるようヨーロッパのカップ戦に出場する必要がある」 復権を期すユナイテッドは、プレミアリーグ開幕戦でアーセナルに0-1で敗れ、2節ではフルアムと1-1でドロー。4部クラブを確実に下し、アモリム体制2年目での初勝利を掴めるか。兎にも角にも、“国内3本柱”は死守したいところだ。† Red Devils Manchester United 1978 †…