1:既にその名前は使われています@\(^o^)/:2025/08/03(日) 11:35:31.07 ID:erOeuBYD0 吉田 放送内では “コスト”という言葉を使ったのですが、ここは少し説明不足だったと思っています。もちろん、詳しく説明させていただいたとしても「プレイヤーにとっては関係ない」と言われるとそれまでなのですが、どうしても話題に挙がりやすいので、改めて簡潔に説明させていただきます。 現在、『FFXIV』チームは開発関係者だけでも数百人のスタッフがいます。過去から見ても人数はつねに増えていますが、それでも大規模なコンテンツの開発には数パッチぶんの期間を設けないと、どうしてもお客様に提供できるようなレベルにはなりません。それに対して、「だったら、さらにスタッフの数を増やせばいい」と思われるかもしれませんが、実際の開発スピードやクオリティーは単なる人数ではなく、“各セクションのリーダーの数”に依存するのです。 ゲーム開発以外でも、物作りの分野では共通だと思うのですが、我々は技術職なので、センスやスキルレベルなどによって“おもしろいものを作れる人”のヒエラルキーができます。その中でリーダーが生まれるのですが、その数が問題となります。 さらに、これまで自分で物を作りながら部下を管理する“プレイングマネージャー”的な立ち位置だった人が、マネージャーに専念するようになると、途端におもしろいものができあがってこなくなる、ということが往々にしてあります。 ――それは……我々の業界でも同じことが言えます。 吉田 ですから人員コストの問題といっても、単純な数の計算ではないのです。QAチームも増員をかける予定なのですが、テスターを増やすだけでなく、“効率よくテストをしてもらう方法や、バグが出る場所を勘案して人員を振り分けできるリーダー”も必要になってくるわけです。 当然この10数年、そういった人を増やす努力はしてきているのですが、簡単に増やせるわけではなく……。ここは、「日本のオンラインゲーム開発者の絶対的な数が足りない」という部分も関係していると思います。…