中日の上林誠知外野手(31)が、今年9月に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する意思を固めたことが6日、分かった。この日までに球団側に伝え、期限最終日となる9日までに申請書類を提出する。 上林は、仙台育英から13年のドラフト4位でソフトバンクに入団。18年には全143試合に出場し、自己最多22本塁打をマーク。高い守備力も誇り、常勝軍団で定位置をつかんだ。だが、20年から出場機会が減少。22年にはアキレス腱を断裂するなど故障もあり、戦力外となった23年オフに中日に移籍した。 24年に、ウエスタン・リーグでは球団初となるサイクル安打を達成すると、移籍2年目の25年には、134試合で、打率2割7分をマーク。ともに6年ぶりの2ケタとなる17本塁打、27盗塁を記録した。今季は右膝の負傷もあり、25試合の出場にとどまったが、1軍復帰戦となった8月13日のDeNA戦(バンテリンD)では1打席目に、今季1号ソロを放つなど、持ち前の勝負強さは健在だ。 10月27日には、「一番は(自分を)必要としてくれるところでやりたい。慎重に考えていく」と話していた上林。戦力外通告を受けた直後に声をかけてくれた中日への恩義や愛着も強く、同時に選手として、さらに成長できる環境を最優先に考えてきた。球団は宣言残留を認めているが、他球団では、阪神が本格的な獲得調査を進めている。 ◆上林 誠知(うえばやし・せいじ)1995年8月1日、埼玉県生まれ。31歳。仙台育英では2年夏から3季連続で甲子園に出場し、3年春は8強。2013年ドラフト4位でソフトバンク入団。18年に全143試合に出場し、自己最多の22本塁打。23年に戦力外通告を受け、24年に中日に加入。移籍2年目の25年には自身7年ぶりとなる100試合出場。通算807試合で打率2割4分6厘、77本塁打、262打点。185センチ、90キロ。右投左打。…