8年連れ添った大きな金魚が、もう助からないところまで弱っていた。妻に見送りを頼まれた投稿者は、苦しませないことだけを考えて、ありったけの力を込めた。その結果、金魚の苦しみは一瞬で終わり、代わりに夫婦の長い夜が始まった。翌朝になっても終わらない「後片付け」の告白である。 ※注:この記事はブラックユーモアを含む失敗談で、投稿者のやり方をすすめるものではありません。弱った魚の扱いに迷ったら、魚を診てくれる動物病院や購入したお店に相談してください。 何をやらかした? 📌 死にかけていた妻の金魚を、苦しませないよう一瞬で見送ろうとした投稿者。力を入れすぎて袋が破れ、台所じゅうが金魚の名残だらけに。冷蔵庫にも、片付けていないクリスマスツリーにも飛び散り、妻は泣きながら寝床についた。 事の発端 8年生きた金魚に訪れた最期 出来事は昨夜のことだという。投稿者の妻は、8歳になるとても大きな金魚を飼っていた。その金魚が、いよいよ死にかけていた。 病名は松かさ病(おなかに水がたまって体がふくらみ、うろこが逆立つ魚の病気)。すっかり弱って苦しそうで、夫婦で症状を調べても、回復の見込みはほとんどないと分かった。そこで妻は、投稿者に「楽にしてあげてほしい」と頼んだ。 やり方を調べた投稿者は、強い衝撃で一度に終わらせるのが一番早い、という声が多いのを見つける。これが今回の分かれ道になった。 8歳のころの苦い記憶 ここで投稿者の子ども時代の話が出てくる。実家は家族そろっての釣り好きで、釣った魚を料理するときにとどめを刺すのは、なぜか投稿者の役目だった。 とはいえ当時の投稿者も8歳。力が足りず、一度では終わらせてやれなかった。何度もやり直す羽目になり、本人いわく「正直、ちょっと心に傷が残った」。 だから今回は、あのときの二の舞だけは避けたかった。痛みのないようにしてやりたかった。動機だけを見れば、どこまでも優しい話である。 やらかしの一部始終 全力を出した結果 取り乱している妻には部屋を出てもらい、投稿者はひとりで台所に残った。金魚をレジ袋に入れ、調理台に向かって、持てる力のすべてを込める。 力は十分すぎた。金魚の苦しみは確かに一瞬で終わった。問題はそのあとで、勢いに耐えられなかった袋が破れ、「かつて金魚だったもの」が四方八方へ飛び散ったのである。投稿者は袋が受け止めてくれると思っていたが、袋にそこまでの覚悟はなかった。 「2階にいて」が通じたのは5分だけ 投稿者は妻に、2階で待っているよう声をかけた。しかし様子がおかしいと感じたのだろう、妻は5分ほどで下りてきてしまう。 片付けが5分で終わるはずもない。調理台に、コンロに、冷蔵庫に、そしてなぜかまだ片付けていなかったクリスマスツリーに。かわいがってきた金魚の名残が、そこらじゅうにそのまま残っていた。 その後 妻はその光景に言葉を失い、すっかりショックを受けてしまった。そのまま寝るまで泣き続けたという。 投稿者はといえば、翌朝になってもまだ「取り残し」を見つけ続けていた。要約に投稿者が書いた一文が、この夜のすべてを語っている。「死にかけの魚を素早く見送りはした。ただし、考えうる限りいちばん見た目に残酷なやり方で」。 コメント欄では投稿者本人も「この状況のばかばかしさに笑いたい気持ちと、妻にあんな思いをさせた罪悪感とで引き裂かれている」と胸の内を明かしている。 海外の反応 1. やらかし名無しさん 前向きに考えよう。愛した金魚のかけらは、これからもずっと君たちのそばにいる。もしくは、においで見つかるその日まで。 2. やらかし名無しさん よし、あの金魚は戦士として散った。投稿者、よくやった。普通の金魚にこんな最期は迎えられない。 3. やらかし名無しさん(>>2への返信) 今ごろオーディンの館で、はちみつ酒を満たした水槽を泳いでるよ。(※北欧神話の主神。勇敢に戦った者の魂はその館に招かれるとされる) 4. やらかし名無しさん 天国からこっちを見下ろす金魚の顔を想像してほしい。たぶん目と口がそれぞれ別の場所にある。 5. やらかし名無しさん(>>4への返信) 魚の天国に行ってもまだバラバラなの、なんでか分からないけど泣くほど笑った。金魚、本当にごめん。 6. やらかし名無しさん 任務は完璧に成功している。それなのに、なぜか全部が失敗している。こんな報告書は初めて見た。 7. やらかし名無しさん(>>6への返信) 失敗に見事成功した、とも言えるな。上司に出すときの言い回しとしては最悪だけど。 8. やらかし名無しさん 魚の側から見れば「あれ、袋の中だ」で記憶が終わってるはず。「しまった」を味わったのは投稿者だけだよ。 9. やらかし名無しさん(>>8への返信) ぎょっとしたのは投稿者のほう、ってことか。魚だけに。すまん、言わずにいられなかった。 10. やらかし名無しさん 子どものころの失敗を挽回しようとして、力が余っちゃったんだな。大丈夫、みんな通ってきた道だよ。金魚を除いて。 11. やらかし名無しさん(>>10への返信) 若いころの失敗を取り返そうとして力みすぎる。ほとんどの大人の人生って、だいたいそれじゃないか。 12. やらかし名無しさん ちょっと待って、なんで台所の中でやったんだよ。よりによって毎日ごはんを作る場所で。 13. やらかし名無しさん(>>12への返信) 投稿者です。まさか破裂するとは思わなかったんです。万が一のときもレジ袋の中で収まるだろうと考えていました。 14. やらかし名無しさん 魚を飼ってる身として、ここまで読んで固まった。もっと静かに見送る方法もあるにはあるからさ。こっちの心の準備が追いつかなかった。 15. やらかし名無しさん(>>14への返信) 投稿者です。そちらも読んだのですが、容体がかなり悪くて、妻がこれ以上待たせたくないと。次があれば覚えておきます。 16. やらかし名無しさん 君は本物のバカだ。で、たぶん親友になれると思う。この話を読んだ後でも、俺なら「自分は大丈夫」って同じことをやる。 17. やらかし名無しさん(>>16への返信) 投稿者です。救いは金魚が苦しまずに済んだことだけです。バカなのは認めます。親友の応募も受け付けています。 18. やらかし名無しさん それは安楽死じゃない。処刑だ。しかも現場検証が翌朝になっても終わってない。 19. やらかし名無しさん 寿司の作り方、どこかで間違ってると思う。あとこれ、完全にゴラムのやり方だろ。(※『ロード・オブ・ザ・リング』で捕まえた魚を岩に打ちつけていた怪物) 20. やらかし名無しさん 笑いが止まらない。奥さんには本当に申し訳ないけど、クリスマスツリーのくだりで限界が来た。オーナメントが増えたな、とか絶対に本人の前で言えない。 21. やらかし名無しさん ああ、奥さんがかわいそう。でも一番つらい役を引き受けた投稿者もかわいそうだよ。落ち着いたら二人で庭に小さな木でも植えて、8年分のお別れをやり直してほしい。 まとめ 苦しませたくない一心で全力を出し、台所とクリスマスツリーに忘れがたい跡を残した投稿者。海外の反応は「戦士の最期」とはやし立てる声が中心で、それでも奥さんを気づかう声と、つらい役を引き受けた投稿者をねぎらう声は途切れなかった。優しさは本物だった。足りなかったのは、袋の強度だけである。 元ソース: 妻の金魚を木っ端みじんにしてしまった 投稿 「痛みのないようにしてやりたかった」妻の金魚を見送った夜、片付けが翌朝になっても終わらなかった話 は やっちまった!海外のやらかし告白 に最初に表示されました。…