1: 煮卵 ★ 2026/11/01(日) 11:15:40.25 ID:Tf0YSg7X9 神奈川県秦野市の弘法山公園で捕獲され、丹沢の奥地に放されたツキノワグマが、わずか3日後に弘法山へ戻ってきた。市は10月31日、同じクマを公園内の檻で再び捕獲し、県と協議して安楽殺した。クマの奥山放獣の課題とは何か。 (略) ■わずか3日後出戻り、その後市が安楽殺 捕獲され、一度放獣されたクマが戻ってきた経緯はこうだ。 市によると、最初の目撃は10月11日。13日夜には公園内のセンサーカメラにクマが写り、14日に弘法山公園へのアクセス路を閉鎖して、捕獲用の檻を置いた。19日夜に檻にかかり、20日朝に確認すると、体長1.36メートル、体重101.3キロのオスだった。 市は、人を避けるよう学習させたうえで、県と調整して、丹沢山地の奥地に放したという。 23日には、弘法山公園へのアクセス路を開放した。 ところが、その夜8時45分ごろ、公園北側の善波峠に設置したセンサーカメラにクマが写った。24日、県と市が受信機で公園内を調べると、放獣した同じ個体とわかった。 市は午後3時、弘法山公園へのアクセス路を再び閉鎖した。 31日午前9時半ごろ、公園内に設置した捕獲檻にクマ1頭がかかった。放獣時に付けたイヤータグから、20日に放した個体と確認。市は、放獣後に戻ってきたことから地域への執着が続き、人身被害の危険が高いと判断。県との協議に基づき、同日、安楽殺した。 ■市も驚き、意見さまざま 市の担当者は、放したクマがわずか3日で戻ってきたことについて、「私たちも驚いています」と言う。 市には電話やメールなどでさまざまな意見が寄せられているという。最初の出没のときが62件。再び出没してからは、26日時点で24件だった。 「『放獣してくれてありがとう』という声もあれば、『駆除してほしい』という声もあります」(市の担当者) ■識者は「生まれ故郷へ帰ってきた」 クマを捕獲して山奥に放すことを「奥山放獣」という。日本ツキノワグマ研究所の米田一彦所長によると、全国の奥山放獣では、スプレーや犬の鳴き声、爆竹などで人への恐怖を覚えさせてから放す「学習放獣」が行われている。市は、今回の具体的な方法を明らかにしていない。 放獣は、失敗だったのか。 米田所長は、こう語る。 「放獣の判断は、問題なかったと僕は思います」 理由は、このクマが「アーバンベア」ではないと考えられるからだ。アーバンベアとは、市街地に出没し、人への警戒心が薄れたクマだ。そのため、人に接近して、人身被害をもたらすことが少なくない。 「このクマは山から市街地の近くに降りてきたクマではなく、ここが生まれ故郷で、冬ごもりを前に、故郷へ帰ってきたのだと考えています」(米田所長) ■放獣しても元の場所に「帰りやすい」 米田所長によると、クマには、冬ごもりの前に、生まれた場所へ帰る習性がある。そのため、遠くに放しても、この時期は帰ってきやすいという。 丹沢のクマは、神奈川県のレッドデータブックで絶滅危惧種とされている。 米田所長は、1990年代から広島県で奥山放獣を実践してきた。 「奥山放獣とは、駆除されるクマを減らすための保護策です」(同) 環境省によると、同時期に広島県で行われた調査では、強い刺激のあるクマスプレーで人への恐怖を覚えさせて放したクマ23頭のうち11頭が、捕獲した地点に戻った。 ■「クマ問題」どう対処するか 「重要なのは、たとえ戻っても人間に近づけさせず、被害を出さないことです」(同) 米田所長は、人里の食べ物に執着したクマは捕殺するしかないとも言う。今回のクマは、果たしてそうしたクマだったのか。 再捕獲と安楽殺を受け、米田所長は、こう語った。 「駆除をする必要はなかったと思います。人身事故を起こすようなクマではなく、越冬地を求めてこの場所に来ただけではないか」 市街地から歩いて行ける山に、クマが暮らしている。人は、その山とどう付き合うのか。クマと人が遭遇したとき、何が起こるかは誰にもわからない。難しい判断を迫られている。 (AERA編集部・米倉昭仁) 全文は↓ 引用元: ・クマが「奥山放獣」後、わずか3日で出戻って安楽殺 「冬ごもりのための里帰りでは」と専門家 [煮卵★]…