チェルノブイリの立ち入り禁止区域で暮らす犬 Image by Istock / Sergiy Romanyuk 1986年、チェルノブイリで史上最悪の原子力発電所事故が起きた。住民が避難した後も、置き去りにされた一部の犬たちは生き延び、その子孫は今もここで暮らしている。 原発近くの敷地内で暮らす犬たちは、16km離れた市の犬と遺伝子が大きく異なっていることがわかっており、放射線の影響による突然変異が疑われてきた。 だが、米ノースカロライナ州立大学の研究チームの新たな分析によると、もともとがんや有害物質に強い遺伝子を持つ犬が生き残り、世代を重ねるごとにその遺伝子を持つ個体が増えていく「自然選択」が起きていた可能性が高いという。 自然選択が起きた結果、町の犬たちと遺伝子が異なっていたのだ。 この研究成果は『Genes』誌(2026年9月27日付)に掲載された。 ... ▼あわせて読みたい ・放射線をエネルギーに変えるチェルノブイリの真菌、宇宙利用へ向けての実験 ・チェルノブイリで青い犬が出現。ただしその原因は思わぬところにあった ・チェルノブイリの犬たちが教えてくれる放射線についてのこと ・チェルノブイリの黒いカエルが適応進化の過程を明らかにする ・人間のいなくなった世界。チェルノブイリの立入禁止区域で暮らす野生動物たちのドキュメンタリー映像(捕食行動あり) この記事のカテゴリ:動物・鳥類 / 料理・健康・暮らし…