練習後、取材に応じた新庄剛志監督(54)の一問一答は以下の通り。―(有薗の特打を視察し)「打ち出しの時にちょっと体が折れるんですよ。それを直してほしいということを(伝えた)。良い感じになりましたよ。今年の1軍の試合でも、膝が折れる、体が曲がるというか。それでちょっとパワーの伝わり方がもったいないなというところがあったので。背筋を真っすぐにして。それこそ山口くん(ロッテ)も背筋が真っすぐで、目線がブレずに前が大きかったりする。そういうのが理想ですよね。無駄な動きを減らしていく。コンタクト率を上げる。そのためにはタイミングを早く取って、そのポイントまで真っすぐに持っていく、折れずに。そこが気になっていて。それはあれだけの打球速度を持っているんだから、何とかしてもらいたいよね。あと守備は経験。守備範囲は狭いけど、捕ったら意外と送球も良いし。今、練習でやっているけど、捕りにいく時の力の緩め方と入れ方を、練習していないとダメですからね。守備練習して感覚を覚えるしかない」―守備練習でマシンの打球を受けていた「(西岡コーチがロッテから)バズーカは持ってきていなかったよ(笑)。頼んでない、頼んでない」―球際を強くしたい「そうね。同じ打球なのも良くないんですかね。いろんな打球を受けて、柔らかさが欲しいですね。しっかり最後までボールを見る。流れではなくて、見て、捕って、速い動きでスローをする。その繰り返し。捕る、投げるは分けてほしい。僕も外野で流れるようにプレーしていましたけど、捕って、投げるのスピードを速くしていただけだから。どうしても早く投げようとすると、目線が投げたい方向に早く向いて、(グラブの)土手に当たったりして、うわーっていう選手が多いでしょ。あれはもう捕って、投げるが一緒になっているから」―捕る前から投げることに意識が行く選手が多いか「多い。捕って入った瞬間に、次は足の動きを速くして、トップの位置を早く作るために、内野ノックをするのが大事。内野の延長が外野と僕は思っていたからね。あと、ピッチャーはシュートが欲しいね。右バッターに対して、ちょっとだけでいいからエグるようなシュートがあれば、幅が広がるんですけどね。先発も中継ぎも。池田くんとかもね、シュートを投げやすそうな投げ方をしているじゃないですか。僕が好きなのは、安西くん。ナチュラルに、打ちづらそうなボール投げるじゃないですか。あれで左肩の開きがもうちょっと遅かったら、もっと最高なんだけどね」―現役時代にシュートを投げてきた投手は「盛田さんが嫌だった。ひたすらに嫌だったわ~。エグって、いくら捉えたと思ってもファウル。バット折れるか。そこばかり意識させてスライダー。同じ場所からシュート、スライダー来るから。真っすぐも速かったし。もう横浜戦は七回までの勝負でした。佐々木さんも出てくるから」―野村監督もシュートを投げる投手を重宝していた「だから、松井くんに対して遠山さん。ちょっとスリークオーター気味からのインコース。あれ高橋由伸くんも嫌がっていたね。守っていて、後ろを越されるイメージが全くなかった。ちょっと前気味に守って、内野と外野の間のダイビングキャッチするイメージで守っていました。詰まるから。それを結構捕っていたイメージがあるな~」―シュートを投げられる投手について、補強のお願いは「それはないです。補強というよりも今のピッチャーで。河野くんなんか、おもしろいんじゃないですか。ちょっと遠山さんぐらい、遠山さんは古いな~(笑)。みんなイメージが湧かない。ちょっと良くないですか。下げ気味のシュート。カットは元々良いので。投げる位置を変えたらどういうふうになるか、ちょっと宮西コーチに伝えてみようかなと。やるのはタダですから。ちょっとやらせすぎたのは鈴木健矢くん(現広島)。そこまで下げるかと。でも、今でもやれているじゃないですか。あの時(下手投げに)変えていなかったらと考えたら、ゾッとしますけど」―ティー打撃をしていた「みんな足を上げて、流れで打ちに行くところを早めにタイミング取って、一回受けて、見極めて打つってどういう感覚だったのかなと思い出していた。受ける。見極めて打つ。流れで打たない。良いバッターは打ちに行って、ちょっとした受けがあるでしょ。受けというか間というか。あれを思い出して、この一瞬の間。見た目では分からないだろうけど、自分の中では投げる前のこの感覚。それが受けて、間があって、その間がちょっと長いのがスライダーとカーブなんですよ」―西岡コーチに金のバットを貸していた「ノックをあまり打てなかったから、ちょっと短い方が打ちやすいかなと思って。ノックバットは長いでしょ。ちょっと短めのやつを渡して、打ってみてと。シートノックだとあれは飛ばないから。長くて遠心力ある方が飛ぶから」―山県と進藤が侍ジャパンに合流するが、伝えたことは「元気出してこい、一番声出してこいと。山県くんには会っていないから進藤くんに。裏方さんとティーバッティングをしていた時、その裏方さんに『ジャパンの選手だから話をするのは早いよ。なあ、進藤さん』と。本人は『やめてくださいよ~』と言っていたけど。良い経験になると思いますよ」―目立ってきてほしい「ね。試合はいつあるの?」―12日から「何試合?」―4試合「どこで?」―東京ドームで「楽しみだね。キャッチャーは進藤くんと誰なんだろうね」―DeNAの松尾が選ばれている「松尾くんか。じゃあ、交互で出るかな」―西武の小島もいる「じゃあ、出られないかな。そりゃあ小島くんでしょ(笑)。リードは良いですよ、うちの進藤も。肩も良いしね」―打撃も「それは分からん(笑)。でも東京ドームか。チャンスはあるな。まあまあ大変でしょう。いろんなバッティングコーチが増えたから。僕、稲葉コーチ、西岡コーチ、横尾コーチ。ごっちゃにさせた方が打つんじゃない、逆に。どれをやったらいいんですか。自分でやりますと。でも、バットを最短で出させようと思って、天井に打ちに行けと伝えてから、バッティングが良くなった感じがするんですよね。ちょっと変わった感じがしませんでした? 最後の方、また戻ってきたけど。まあ、楽しみにして」―伊藤がメジャー移籍を目指し、ポスティングの申請手続きを開始した「それはもう、ずっと言ってきたことだから本人が決めたことは応援したい。まだ決まっていないんでしょ? 残るかもしれない? 一緒にやりたいですけどね。僕が何か言えることではないですし、待ちましょう」…