
1: Anonymous ★ T8vgZAgR9 2026-10-31 13:39:08 毎年開催されるプロ野球のドラフト会議は、運やさまざまな思惑が絡み合い、選手の人生をあっけなく変える。24年前、22歳だったドラ1候補が一人、天国から地獄へと突き落とされた。 当時、立教大4年で、プロ入りが確実視されていた多田野数人。週刊誌に同性愛を題材としたポルノビデオ出演の過去を暴かれ、指名を約束していた球団は手を引いた。表向きはケガの影響とされたが、スキャンダラスに報じられたニュースが、各球団の編成陣に指名回避を促したのは明らかだった。今だからこそ話せる当時の心境を、46歳になった本人が激白した。 (略) 多田野は織田について話し終えると、「僕なんかが偉そうにすみません」と恐縮した。謙虚さの裏にあるのは、24年前のあの経験だ。週刊誌報道によって受けた心無いバッシングや、ドラフトで指名漏れを味わう絶望、信頼していた人が離れていく寂しさ……。それでも、支えてくれる人の存在を頼りに前を向いて歩き続けてきた。 「人って本当に、攻撃するときはリンチみたいに一方的に攻撃してくるんですよね。私はそれを経験したので、一方的に攻撃されている人を見ると、その人の何か一個、良いところを見つけたいなと思うようになりました。それはスカウトの時に少し役立ったのかなとは思います。全て悪い人間なんてね、やっぱりいないと思いますし。逆に、全てが良いと言われる選手にも、やっぱりどこか抜けているところもあったりする。いろいろ経験して、そう思うようになりました。だから、指名漏れってあるじゃないですか、毎年。その人たちの気持ちがすごく分かる。スカウトの時は、どうにかそういう選手、そのご家族のフォローができないか、いつも考えていました」 多田野氏らしく、いろいろな野球に…… 今後は唯一無二の人生経験を、多田野らしく野球界に還元していくつもりだ。 「日米での経験はもちろん、今までやらせてもらったスコアラーも、アマスカウトもプロスカウトも、コーチも全部やりがいのある仕事でした。ただ、基本的に私は高いレベルの野球に携わることができたと思うんですけども、それを変なプライドにしたくないなっていうのが今、一番思っていることです。『俺はアメリカで何年もやってきたんだぞ! 』なんて言うような人間にはなりたくない。それをプライドにしてしまったら、何もできないと思うので。まずそのプライドだけは一切なくして、少年野球からメジャーリーグまで、全て同じ目線で見られたらいいなと思っています。そうやって、いろいろな野球に携われる人になりたいです」…