読めない文字を、間違ったページ順で読もうとしていたのかもしれない。 奇妙な植物や星図、浴槽のような場所に集まる人物。その周囲を、正体不明の文字が埋め尽くす。中世の謎の本「ヴォイニッチ手稿」に、本の綴じ方から迫る研究が登場した。 手稿に描かれた植物らしき図。文字との関係は解明されていない。画像:Beinecke Library/Wikimedia Commons(Public Domain) 今回の仮説本来は一枚ずつ読むはずだった二つ折りの羊皮紙を、後の誰かが入れ子に綴じてしまったのではないか。[1] 研究したのは、マルタ大学のコリン・レイフィールドと、中世写本を研究するリサ・ファギン・デイヴィス。学術誌『Digital Medievalist』に発表された説だが、文字の解読に成功したわけではない。[1]…