
1: 七波羅探題 ★ /so5Puv59 2026-10-25 08:40:30 「女が学つけてどうする」“さすが九州”の略なのに、なぜ揶揄される? SNSで議論を呼ぶ『さす九』の根源を専門家に聞く 長崎の街で聞いた体験談も… 長崎放送2026年10月24日(土) 08:00 近年、たびたびネットをにぎわせている言葉「さす九」、「さすが九州」の略称です。言葉だけ聞くと聞こえがいいものの、これには九州の男女のふるまいを揶揄する意味が込められています。 突然ですが、「九州男児」と聞いて、どのようなイメージが浮かびますか?「質実剛健」「一本気」といったポジティブな印象がある一方で、「頑固」「亭主関白」といった固定的で根深いジェンダー意識を想起する人も少なくありません。 こうした風潮の背景には、「夫唱婦随」や「女性は一歩引いて家庭を守る」といった男女の役割分担が、地域の中で当たり前とされてきたこともあります。 実際に九州出身である筆者も、地元で暮らす中で、女性の意思や選択肢が軽んじられているのではないかと感じる場面に遭遇してきました。 「はよ結婚せんば腐るぞ」「女は子どもを産むのが仕事やけんね」。驚くべきは、こうした言葉が男性からだけでなく、同性である女性からかけられることも珍しくない点です。「男は外で働き、女は子を産み家を守る」――現代社会の価値観に逆行するような考え方が、いかに地域に根深く浸透しているかを物語っています。 現在、SNS上の「さす九」エピソードには、女性と思われるアカウントからの切実な声が多く見られます。 ・学は不要と言われ大学進学をあきらめる ・家族で外食をする際「お父さんより高いものは頼んではいけない」というルールがあった ・「これだから女は」で意見を一蹴される ・親族の集まりは女性は台所、男性は居間で酒盛り このような声が上がる一方で、当事者である九州の女性たちからは、反論や擁護の声が上がっているのも事実です。 ・家では女が強い ・女は台所に居ることで、一番おいしい出来立てのご飯をつまめる こうした問題を訴える声がある一方、現状を肯定的に捉え、冗談交じりに語る当事者もいます。こうした認識の違いが、九州以外の人たちの「さす九」に対する固定観念を強めている可能性もあります。 では、このネット上の議論について、地元の人々はどのように受け止めているのでしょうか。実際に、長崎市内の街頭で10代〜80代の40人の男女に聞き取り調査を行いました。 九州で暮らす人たちからは、「さす九」という言葉に対して、以下のような意見が上がりました。 「祖父に一番にご飯を出すという決まりがあった。祖母は温かいご飯を出すために動き回っていて、一緒に食卓についているのを見たことがない」(50代女性・長崎県) 「離婚した夫に『子どもを育てるのは女の仕事だろ』と言われた」(70代女性・長崎県) 「親戚の女性から『早く結婚するのが当たり前、お見合いすればいいのに』と言われた」(40代女性・長崎県) 「九州の大学に通っていた際、大学院への進学を悩んでいた時に、大学教授から『女の子は結婚できなくなるよ』と言われた」(20代女性・長崎県) 「親戚女性から『女が学つけてどうするんか』と言われた」(40代女性・福岡県) 「親戚が10人兄弟で、女性だけ進学せず家業を手伝っていた」(60代女性・長崎県) 「友人が恋人にモラルハラスメントを受けているという話に『それ、さす九』とツッコんだことがある」(20代女性・長崎県) 「同年代の男性にも、恋人を下に見るような言動をする人がいる」(20代男性・長崎県) 「祖父からの接触を伴うセクハラがあった」(20代女性・長崎県) このように、性別による役割が強く反映された声が確認される中、九州以外で暮らす人たちからは、次のような声が上がりました。 「九州の男性は、酒を飲んでセクハラをしているイメージがある」(40代男性・東京都) 「バイト先への来客である九州出身の男性に『女が大学行っても意味ないやろ』『何しに行ってるんだ』と言われた」(20代女性・大阪府) こうしたジェンダーをめぐる意識の背景には、男女格差の実態もあります。世界経済フォーラムが経済、教育、健康、政治の4分野から算出する「ジェンダー・ギャップ指数」では、0が完全不平等、1が完全平等を示します。 最新の2026年版で、日本は145か国中117位と、下位20%に位置しています。さらに、2026年3月に「地域からジェンダー平等研究会」が公表した都道府県版では、福岡を除く九州各県が政治・教育の両部門で下位に集中していて、地域間でも男女格差に差があることが分かります。 ※以下出典先で…