
洒落怖322から。霊的な現象はいっさい出てこない体験談。読んだあと、一番怖いのは別のところだと気づくやつ。 297: 名無しのオカルト 2014/07/29(火) 16:39:46.50 ID:wn7G+ogm0 霊的な現象は一切 含まないし、実際に怖いと感じていたのは 私だけかもしれない。もし少しも怖くなかったらすみません。 創作も脚色もせず、事実だけを書きます。 長い時間が経過したので、もう書いてもいいかなと思ったのと 誰かに聞いて欲しくなり書き込む事にしました。 以下、名前は全て仮名です。 当時、私は20代前半で、とある会社の入社2年目の気楽な独身男で、 ここでは本田と名乗る事にします。 1年先輩の三上さん(男)とコンビで一つの業務を回していた。 三上・本田コンビに限らず、他のコンビの仕事量も増え負担が重くなっていた為 中途採用を行いそれぞれのコンビに1人ずつ つける事になった。 我々についた新人は森下さんという女性で年齢は私の1~2歳下。 また、森下さんの本当の苗字は非常に珍しいものだった。 漢字3文字なのだが、その内の2文字が異常に画数が多い字で 更にその2文字が極めて悪い意味を持つ漢字なのだ。嘘のような苗字だ。 しかし 森下さんは明るくノリのいい性格で 3人で週に何度も飲みに行くようになっていった。 引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?322 298: 名無しのオカルト 2014/07/29(火) 16:40:28.56 ID:wn7G+ogm0 身長が165㎝位あり、足が細くて長くスタイル抜群、 かといって痩せすぎではなく芸能人でいえば佐藤江梨子のような感じ。 まぁ早い話が巨乳。他のコンビからは羨ましがられていたし 私も初めはまんざらでもなかったが・・・。 ある夜、3人で飲み過ぎてしまい私と森下さんは終電がなくなってしまった。 三上さん宅だけ、間に合うので酔った勢いで3人で三上さん宅に向かう事になった。 一応、森下さんには他の手段も提案したが、全く気にならないらしく 「三上さんち泊めて~」とあっけらかんとしたもの。 三上さんの家は男の一人暮らしの家にしては小奇麗な1LDKで、 3人とも上手いこと寝れそうなスペースを作ってすぐに寝っころがった。 かなり飲んだにも関わらず、私は何かの物音で目を覚ました。 すると・・・・・三上さんと森下さんがセックスの真っ最中。 「えぇっ!?」と、思わず声をあげると、森下さんがこちらをみてニッコリと笑った。 三上さんは照れたような困ったような顔をしているのだが 森下さんは全然、笑顔。あまりに普通なので、私もははは、と笑って 再び寝た。 翌朝 私が2人に おはよ、と声をかけると、森下さんは 「えへへ やっちゃったー。本田さんもくるかと 思ったけど来なかったですねー」と明るく言い放った。 299: 名無しのオカルト 2014/07/29(火) 16:41:33.26 ID:wn7G+ogm0 その後、三上さんと2人になった時、聞きたい事は山ほどありますよ~と 私はニヤニヤしながら近寄り、顛末を聞いた。 以下、三上さんの談。 「いや、誘ってきたのはマジで向こうからなんだって。 私、胸けっこう大きいんですよ~。あと形もキレイなんですよ~。 自慢の胸なんだからぁ。とか言ってくるんだよ? その状況で、へぇそうなんだ。じゃ、おやすみ とか言える? むしろ失礼じゃねぇ? ヤラされたって感じなの!マジだって!」 と、まぁこんな感じだったそうな。 全面的に信用できたし、そんなトコだろうと思っていたので驚きもしなかった。 ただ、私は森下さんに 妙な違和感というか居心地の悪さを感じていた。 頭のネジがどこか少し緩んでいるような、0.1次元ズレた世界で生きているような。 ただ単にセックス好きという感じじゃないのだ。 どこか感情が欠けている、と言えば 近いだろうか。 その後も3人でよく飲みに行っていたし、三上さんは何度か関係を持っていたが 担当替えがあり、森下さんから別の者に変わった。 担当替えの後の三上さんの言葉。 「なんかさーあの娘、一緒に住もうとか、結婚をほのめかすような発言とか してきてさー。人前で平気でヤる女と結婚なんかするかっつーの」 まぁ、ある意味 非常に男らしい発言をしていた。 私が意外だったのは、彼女が結婚などを求めているという事だった。 そんな願望があるようにはとても見えないのだが・・・。 303: 名無しのオカルト 2014/07/29(火) 16:54:00.31 ID:wn7G+ogm0 森下さんは妊娠などしていない。 ゆっくりとだが確実に正気を失いつつあったので、会社で何か大きな トラブルを起こしたり奇異の目で見られる前に西本さんが退職させた。 何人かが退職後も頻繁に会いに行っていたのは正気を取り戻す手伝いが 出来れば、と思っての事だったようだ。 本田「しかし、正気を失うってのは、どういう状態なの?病名は?」 沢田「むりやり分類すれば、病名もつくようですが、個人差の 激しい分野で人それぞれだそうです。記憶をよくなくしちゃうんですけど 記憶の無い時間は、何をしでかすか分からないみたいです。」 本田「そうなんだ・・・西本さん1人じゃ見きれないよね。 森下さんの両親は?手伝ってくれないのかな?」 沢田「それが・・・両親はもう亡くなってます。 実は・・・森下さんのお母さんも、よく分からない症状が出て 森下さんが小さい頃から寝たきりになってたらしいんです。 それで西本さんの実家は結婚に大反対してたんです。 でも、西本さんは精神の病は遺伝なんかしないって言って 押し切って結婚されたんです。それが・・・こんな事になってしまって・・・」 304: 名無しのオカルト 2014/07/29(火) 16:54:28.22 ID:wn7G+ogm0 沢田さんは泣きながら話を続けている。 私はぼんやりと森下さんを思い出していた。 大勢の男性と次々に関係を持ち、一緒に住もう、結婚しようとお願いする。 自分が母と同じような状態になる前に・・・? そこまで考えていたのかどうかは分からないが 猛烈に怖くて寂しくて、誰にも相談できなかったのだろう。 しかし西本さんには感服した。全て承知の上だったのだ。 森下さんも隠すこと無く打ち明けていたのだ。 その事が少しだけ救いだった。 だが・・・後天的な精神疾患なら遺伝などしないだろうが、 先天的な脳の問題だったらどうなんだろうか。 その後、西本さんは辞職した。 夫婦2人の携帯は解約されたようで、電話もメールも出来なくなった。 もっと親しい関係の人は新しい連絡先を知っているのかもしれないが 私の周りには知る者はいなかった。 その後、沢田さんも辞職したので、私が知っているのはここまでだ。 管理人:霊も幽霊も一切出てこないのに、終始まとわりつく「何かおかしい」という感触がクセになる話。結末は本文で確かめてほしい。あなたの周りにも「何か違う」と感じた人はいた?コメ欄で聞かせてほしい。…