福岡・北九州市内にある同高の野球部グラウンドで様子を見守った牟禮は、「まず選んでもらったっていうことに関して本当にほっとする気持ちでいっぱいで。やっぱり親にも迷惑をかけたと思うので、恩返しを少しでもできたかなっていう気持ちで安心しました。いろんな問題があった中で、(指名に)かかるのかかからないかっていう不安もありながら見ていて。大丈夫、大丈夫と声もかけていただいて、2位指名をいただいたので、そこは本当にお母さん、お父さんに感謝したい」と胸をなで下ろした。 牟禮は高校通算25本塁打と50メートル6秒0と脚力も併せ持つ、右の強打者。「自分の理想は(カブスの)鈴木誠也選手。日本ハムの選手で言えば万波選手が本当に自分の理想。走攻守揃っていて、万波選手のような選手になれたら」と目標を口にした。 昨年11月には同高が日米通算4367安打を記録したイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から2日間、臨時指導(福岡県宮若市)を受けた。牟禮はイチロー氏とキャッチボールを行った際、「(プロに)入るだけじゃダメだ」と言葉をかけられたといい、「キャッチボール中に『君はプロを目指すなら入るだけじゃダメだ。活躍する選手にならないと、目指さないといけないよ』っていうのは言われたので。本当にキャッチボールからその、メジャーで活躍している人の意識の違いを痛感させてもらった」と成長のきっかけとなった。送られた金言を胸に、プロで活躍する選手に目指す。…