1: それでも動く名無し 2026/10/13(火) 12:02:45.21 ID:mm4k55by0 カッコウの托卵が、新種を次々と生み出す理由 カッコウは自分の卵を別種の鳥の巣に産みつけ、その鳥(仮親)にヒナを育てさせる「托卵」をすることで知られている。 一方、カッコウにヒナを押し付けられる鳥は、都合よく利用されないよう、カッコウのヒナを見分けやすいよう対抗手段を身につける。 するとカッコウも負けじと、利用する鳥そっくりに擬態できるヒナを生み出す。その末に誕生するのが新種だ。 左がカッコウのヒナ、右が托卵される鳥のヒナ。どちらもそっくりで簡単には見分けがつかない このようなカッコウの擬態は、さらに精妙な適応をすることになる。驚いたことに、同じブロンズカッコウでも、利用できる鳥によってヒナの姿が違うのだ。 例えば、リトル・ブロンズカッコウとシャイニング・ブロンズカッコウの場合、托卵に利用する鳥がそれぞれ異なっており、ヒナは仮親のヒナによく似ている。 そして、こうした姿の違いのために、両種はさらに亜種に分類されることになった。 仮親となる鳥も新種が誕生しやすくなる オーストラリア国立大学の研究チームは、非破壊的な方法でカッコウの卵からDNAを収集してきた。 そこから明らかになったのは、カッコウによるダメージが大きいほど(例えば、ヒナがすべて殺されるなど)、仮親となる鳥は新種が誕生しやすくなるということだ。 するとカッコウもまたそれに対抗しようとして、カッコウと利用される鳥との間で「進化の軍拡競争」が起こる。カッコウは欺くスキルを磨き、利用される鳥は真実を見抜くスキルを磨くのだ。 さらに進化モデルを利用した分析では、このことがあらゆるカッコウの種で裏付けられたという。カッコウのヒナが養親のヒナと共存する場合(負担が小さい)、新種は誕生しにくいが、共存しない場合では、より頻繁に新種に分岐する。 こうしたことから研究チームは、利用する側とされる側の生存戦略による相互作用が、さまざまな種を生み出す原動力のひとつなのだろうと推測する。 このことは、カッコウの托卵だけでなく、寄生虫と宿主、捕食者と被捕食者のような関係でも起こる可能性があるという。 引用元: ・…