ホットドッグ用ソーセージの袋は、開けたら残りを巻き直して輪ゴムで留める。それが投稿者のいつものやり方だった。ところがこの日に限って、ビニールを数回折り返しただけで冷蔵庫に戻してしまう。昼どき、配偶者がその袋を取り出したとたん、袋はするするとほどけ、中にたまっていた汁が、そばにいた犬の頭にどっとかかった。食いしん坊の犬にとっては、生涯最高の一日の始まり。そして投稿者の家は、どこに座ってもホットドッグのにおいがするようになった。 ※注:海外で売られているホットドッグ用ソーセージは、ビニールで密封された袋の中に、汁が一緒に入っているものが珍しくない。この記事に出てくる「ソーセージの汁」は、その袋の中の汁のこと。 何をやらかした? 📌 ホットドッグ用ソーセージの袋を、いつものように輪ゴムで留めず、ビニールを数回折り返しただけで冷蔵庫に戻した。昼食を作りに来た配偶者が取り出したとたんに袋がほどけ、中の汁が犬の頭にどっとかかった。大喜びした犬は、それから15分間、家じゅうの家具に体をこすりつけて回り、家はどこに座ってもホットドッグのにおいがするようになった。 事の発端 いつもは、残りを巻き直して輪ゴムで留めていた 投稿者は最初に、「ほかの人の話ほど派手な失敗ではないけれど」と断っている。それでも、自分がどれだけ笑い、どれだけ後悔しているかは分かってもらえるはずだ、という書き出しだ。 まず知っておいてほしいのは、投稿者のふだんの習慣だ。ホットドッグを作るときは、ソーセージの袋を切って開け、使う分を数本だけ取り出す。残りはビニールの包装でくるくると巻き直し、昔ながらの輪ゴムでしっかり留めておく。毎回、そうしてきた。 この日に限って、折り返しただけで棚に戻した ところが、この日はそうしなかった。ビニールを数回折り返しただけで、冷蔵庫の棚に戻してしまったのだ。なぜそんなことをしたのかは、自分でも説明がつかないという。 家にいるのは2人と、食いしん坊の元野良犬 この家で暮らしているのは、投稿者と配偶者の2人。それに、もとは野良だった小さな保護犬が1匹いる。 この犬が、とにかく食べ物に目がない。人の足のあいだを縫うように歩きながら、目は床に釘付け。パンくずのひとかけらでも落ちてこないかと、ずっと待ち構えている。投稿者に言わせると、「生まれてから一度もごはんをもらったことがないんです」とでも訴えているような、哀れっぽい様子なのだそうだ。 やらかしの一部始終 会議の合間に、配偶者が昼食を作りに下りてきた 昼どき、配偶者が台所に駆け下りてきた。延々と続く会議の合間の、ほんの数分。そのあいだに、急いで自分の昼食を作ってしまおうというわけだ。台所には投稿者と配偶者、そして犬。全員がそろっていた。 冷蔵庫の開く音で、すべてを悟った 冷蔵庫の開く音がした。その瞬間、投稿者はぞっとした。配偶者が手を伸ばすのは、まず間違いなくあのソーセージの袋だ。自分がいいかげんに折り返しただけの、あの袋である。 急いで振り向いて、声をかけようとした。けれど、もう間に合わなかった。配偶者は目を見開いて、こちらを見つめている。その手もとで、袋が巻き物を広げるようにするするとほどけていく。投稿者には、すべてがスローモーションのように見えたという。そして、ひと袋に入っているとはとても思えない量の汁が、犬の頭にどっとかかった。頭はまるごと、ずぶぬれである。 犬は大興奮、家の端から端まで全速力で 犬は我を忘れた。一生に一度の吉報が届いたみたいに、家の端から端まで全速力で走り出したのだ。興奮して部屋じゅうを猛ダッシュで走り回る、犬のあの状態である。投稿者によれば、これまで見てきたなかで、たぶんいちばん激しかったそうだ。 15分かけて、家具という家具に体をこすりつけた それから15分間、犬は「うちの人間は世界一だ」とたたえるかのようにはしゃぎながら、家にある家具の上を転がって回った。体をこすりつけた家具は、ひとつやふたつではない。投稿者は念を押している。「うちにある家具、ぜんぶ」だと。 その後 投稿者は、ホットドッグが嫌いなわけではない。ただ、あの汁のにおいは妙に強烈だった。別の場所に腰を下ろしても、鼻に入ってくるのはやっぱりあのにおい。どこに座ってもホットドッグのにおいがする、と投稿者は嘆いている。 犬のほうは、すっかりご満悦だ。一方の投稿者は、暮らしに染みついたソーセージの汁を、どうやって洗い落とせばいいのか考えているところだという。そして「後悔は山ほどある」と書いている。 投稿の最後で、投稿者は今回の件をこうまとめた。自分が袋をきちんと閉じなかったせいで、配偶者がうっかりソーセージの汁を犬の頭にぶちまけることになった。犬が大はしゃぎで家にある物すべての上を転がったので、いまはホットドッグのにおいが立ちこめる家で暮らしている。それでも、あの子はおかげで生涯最高の一日を過ごしている。自分のほうは、たぶんもうホットドッグが嫌いになった、と。 追記によると、投稿にはたくさんの反応が寄せられ、投稿者は「こんなに多くの人が笑ってくれてうれしい」と喜んでいる。犬の写真も、コメント欄に貼ったそうだ。 海外の反応 1. やらかし名無しさん 犬が出てくる失敗談は、どうしてこうも飛び抜けて面白いんだろう(笑)。ああもう、そのにおいが一日も早く取れますように! 2. やらかし名無しさん(>>1への返信) 投稿者です。犬と暮らしていると最高の話のタネに困らない、というのは認める! でも、いまのうちのソファのにおいを思うと本当に悲しい。あはは。 3. やらかし名無しさん ソーセージの汁を浴びて猛ダッシュ! あはは、ひどすぎるし、おかしすぎる。残ったにおいとの戦い、健闘を祈るよ。あの子はきっとこの先何年も、肉の汁のシャワーを浴びる幸せな夢を見るんだろうね。 4. やらかし名無しさん(>>3への返信) 投稿者です。ものすごく恥ずかしい話なんだけど、配偶者と私は、「うちの犬の声」ということにしている声色で、ふだんからよくしゃべっている。だから今日は一日じゅう、映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の歌のまねをして、あの子の声で「我こそはホットドッグの王!」と歌い続けているよ。あの子もすっかりその気で、生涯最高の一日を満喫している。 5. やらかし名無しさん ちょっと待って。あなたのところのホットドッグ用ソーセージは、水に浸かった状態で袋に入って売られているの? 6. やらかし名無しさん(>>5への返信) 自分がこれまでに出会ったホットドッグ用ソーセージは、どれも何かしらの汁と一緒に袋に入っていたよ。たまらなくいい香りなのに、同時にぞっとするようなにおいでもある。そして、路線バスの車輪の軸まわりに負けないくらい、脂でギトギトしている。 7. やらかし名無しさん いつも輪ゴムで留める人が、その日に限って折り返しただけ。相手はたぶん、いつもどおり留めてあると思って袋をつかむ。配偶者さんは何も悪くないのに、目を見開いたまま固まるしかなかったと思うと、気の毒なのに笑ってしまう。 8. やらかし名無しさん 最高(笑)。ところで投稿者さん、「ペット税」を納め忘れているよ。ペットの話をしたら写真を見せるのが、ネットのお約束だからね。払わないと罰が待っているよ。 9. やらかし名無しさん(>>8への返信) 投稿者です。「犯人」の写真を貼ったよ。1枚目は、得意げで、やけに気取った顔。2枚目は、何も知りませんという顔。この子は写真の印象よりずっと小さくて、じかに会った人は決まって「えっ、もっと背の高い犬だと思ってた」と言う。背丈は45センチくらい、体重は14キロ弱かな。ちっちゃな子なんだよ。楽しんでもらえたらうれしい! 10. やらかし名無しさん(>>9への返信) 不思議なもので、写真を見たら妙に納得してしまった。食べ物のためなら何でもやりそうな、いたずらっ子の顔をしているね(笑)。 11. やらかし名無しさん ホットドッグ用のソーセージは、犬のしつけに使うごほうびとしては最上級だよ。うちの犬には、これを使って「前足を箱にのせたまま、後ろ足だけで箱のまわりをぐるっと回る」という芸を教えたことがある。簡単そうに聞こえるけど、犬はたいてい、前足を動かさずに後ろ足だけを動かせるということに気づいていないんだ。 12. やらかし名無しさん(>>11への返信) それも、食べ物につられる犬ならの話だよ。うちの子は、ベーコンですら気分が乗らないと受け取ってくれない。 13. やらかし名無しさん 透明なお酢(ホワイトビネガー)と水を半々にして、霧吹きに入れる。ソファから30センチくらい離して、全体にふわっと吹きかける。あとは自然に乾くのを待つだけ。まだにおうようなら、もう一度。それにしても文章がうまいね。声を出して笑ったよ! 14. やらかし名無しさん(>>13への返信) 犬を何匹も飼っている身として、染みとにおいを取ってくれるお酢には、いくら感謝しても足りない! 満点をあげたいくらいだよ。 15. やらかし名無しさん(>>13への返信) 犬を飼うというのは、家の染みとにおいを落とす方法を、片っぱしから覚えていくことなんだよ。 16. やらかし名無しさん うちにいた大きな猟犬は、子犬のころに飢え死にしかけた子でね。そのせいか、うちで11年ほど幸せに暮らしていても、食べ物への不安は最後まで消えなかった。そして年に一度くらい、「あとでどうなっても構わない、あのごちそうにはそれだけの値打ちがある」と腹を決めるんだ。クリスマスには、みんなが赤ちゃんに気を取られているすきに、コンロの上にあった七面鳥の残りをさらっていった。かなりの量だったのにね。いちばんの大勝負は、教会の食事会のために家族が焼いて冷ましていた、大きな牛肉のかたまり4つ。こっちも用心して見張っていたんだけど、トイレに行きたそうなそぶりをするから、散歩用のひもを取りに行った。ところが、それは芝居でね。こっちがひもに手を伸ばした瞬間、肉めがけて飛んだんだ。体重30キロを超える犬を空中で受け止めて、どうにか食事会は守られたよ。ボーにはもう会えなくて本当にさびしいけれど、あの子ならきっとこう言うね。「ここぞという時は、勝負に出るものだ」って。 17. やらかし名無しさん(>>16への返信) 「空中で受け止めて」のところで声が出た。年に一度の大勝負に出る犬と、それを体を張って止める飼い主。いい11年だったんだろうな。 18. やらかし名無しさん カーテンレールの中にエビの殻を入れておくと、ホットドッグのにおいは気にならなくなるって聞いたよ。もっと強烈なにおいが上書きしてくれるからね。 19. やらかし名無しさん(>>18への返信) 投稿者です。どうしてこんなにツボに入ったのか自分でも分からないけど、とにかく大笑いした。ありがとう。 20. やらかし名無しさん 少数派の意見かもしれないけど、こういう失敗談で、たとえ話をこれでもかと詰め込む書き方は、あまり好きになれないな。 21. やらかし名無しさん(>>20への返信) 投稿者です。その感じ方も分かるよ。あなたの意見に低評価を付けたりはしないから安心して。ただ、私がここの失敗談を読むのが好きなのは、まさにこういうふざけた語り口があるからなんだ。そのほうが、ずっと楽しく読めると思っている。 22. やらかし名無しさん ここによく書き込まれる、作り話くさいきわどい話と比べると、すがすがしい気分で読めた。高評価を入れておくよ、友よ。においのことは本当にお気の毒に。 まとめ 袋の口を輪ゴムで留める、というひと手間を省いただけで、家じゅうがホットドッグのにおいに包まれた、という告白でした。コメント欄には、においを気の毒がる声や、お酢と水を半々にした霧吹きをすすめる声(効き目はコメント主の経験談です)、わが家の食いしん坊な犬の思い出話が並びました。「後悔は山ほどある」と書きながら犬の喜びようを語る投稿者の文章は、どう読んでも楽しそうです。 元ソース: うっかり、うちの犬に生涯最高の一日を贈ってしまった話 The post 「どこに座ってもホットドッグのにおいがする」ソーセージの袋を輪ゴムで留めなかった日、犬だけが生涯最高の一日を過ごしていた話 appeared first on やっちまった!海外のやらかし告白.…