
1: 煮卵 ★ fCPdUs8p9 2026-10-12 12:26:27 発達障害やうつ病など、障害がある人向けの出会いアプリIRODORI()。3年前のサービス開始以来、約3万5千組がマッチングしたという。アプリを開発・運営する結城伊澄さん(34)もまた、自らの特性や恋愛に悩んできた一人だ。 結城さんには注意欠如多動症(ADHD)の傾向があり、中学生のころから指摘されていた。だが周囲には発達障害の傾向については伝えず、「ふつう」を装ってきた。 大学生のとき、自分の弱みも隠さず話す友人と出会った。彼女に触発されて初めて本音を打ち明けた。 衝動を抑えられないこと。思わず口にした言葉で、人を傷つけてしまうのではないかと悩んでいること。 友人の態度は変わらなかった。 「弱みを見せても、人は離れていかないんだ」――。自分が楽になるのを感じた。 卒業後、製薬企業で働き始めたが、上司の指示が理解できなかった。「社会不適合者ですよね」と聞くと、否定されなかったという。 そんな時、仕事で知り合った精神科医からこんな言葉をかけられハッとした。 「薬も効果があるけど、共通の悩みや思いを通じて人とつながる方が効果的な場合もある」 医師の協力を得て患者たちに話を聞くと、自分の特性や病気を相談できる相手がいないなど、「出会い」に関する悩みが多いことがわかった。 自分の弱みを臆することなく開示できる場ができたら、もう少し生きやすくなるかも――。大学時代の経験もあり、障害者同士が出会うマッチングアプリの開発を思い立った。 2023年にサービスを開始。利用者は原則、障害がある人で、ダウンロード数は約20万にのぼる。少なくとも4組が結婚したという。 プロフィルには「うつ病のため休職中です」「B型作業所で働いています」など、自身の病歴や状況が赤裸々に書かれている。 「いつ障害について相手に伝えるか、悩まずに済む」「自分のことを深く理解してもらえる」といった感想が寄せられている。 「私も含め、当事者にとっては同じような経験のある人の方が話しやすく、受け入れてもらいやすい」 ただ将来的には、こうしたアプリが必要なくなることが理想だと言う。 結城さんも、「嫌われたくない」と、つきあっていた恋人に自分の特性を伝えたことはなかった。「相手に楽しい人と思ってもらわないとつきあってもらえない」と、無理してポジティブな面ばかり見せてきた。 だが昨年、出会った彼は違った。当初は恋愛対象ではなかったためすべて開示していたところから交際が始まった。 初めて愚痴や、不注意な部分も気負わず出すことができる。 「こんなに安心できるとは思いませんでした」(編集委員・岡崎明子) [朝日新聞] 2026/10/12(月) 10:00…