南米チリの首都サンティアゴで10月8日、記録的な豪雨によって道路が濁流と化し、乗用車や路線バスが押し流される映像がSNSで相次いで投稿された。被害が集中したのは東部の高級住宅地ラス・コンデス、サン・カルロス・デ・アポキンド地区。ホセ・アントニオ・カスト大統領は同区を被災地域(zona de catástrofe)に指定した。 AP通信などによると、ラス・コンデスではここ数日で約14.4センチの雨が降り、10月の平年のおよそ9倍に達した。マポチョ川は氾濫し、当局は避難を指示。首都圏の他10区も土砂災害の警戒を最高レベルとし、9日は休校とした。負傷者は少なくとも6人で、1歳児の骨折も含まれる。消防は1000人超を救助・避難させ、泥と水の影響は約200ヘクタールに及ぶとされる。 BBCは、サンティアゴの10月1〜7日の雨量が74ミリで、この時期としては76年ぶりの多さだと伝えた。現地報道には、6日の52ミリが10月の日降水量として100年超ぶりの記録で、7日間の74ミリは1987年の65ミリを上回る過去最多という指摘もある。太平洋ではエルニーニョ現象が強まっており、世界気象機関は12月にピークを迎え、1950年以降で最強級になり得るとの見方を示している。 道路が川のように 車が次々と流される 拡散の中心になったのは、ラス・コンデスの坂道を茶色い濁流が駆け下り、駐車車両をまとめて押し流す映像だ。投稿時点で閲覧約9.7万、いいね2300超。 Decena de automóviles son arrastrados por un grave aluvión en Las Condes , Santiago de Chile— Alertageo (@alertarojanot) October 8, 2026 日本語訳(@alertarojanot)チリ・サンティアゴのラス・コンデスで、深刻な土石流が十数台の車を押し流している。…