
10月9日、年はいろいろだけど同じ日に投稿された記事を蔵出しで並べてみた。先頭に据えたのは、コロナ対策として神社庁が手水舎の柄杓や手ぬぐいを撤去する方針を打ち出し、「清めるのは魂であって肉体じゃない」「そもそも穢れを祓う儀式だろ」とスレが沸いた一本。見慣れた参拝の作法ひとつでも、こちら側とあちら側を分ける境界を意識させられる瞬間があるものだ。選んだ基準は、読み返して今でも引きが強いかどうか。清めの塩、タクシーに乗り込んできた謎の何か、空き家の足音、鳥居の結界、橋にまつわる因縁——どれも何かが境界を越えてくる、あるいは越えてしまう瞬間を切り取った話に絞った。各記事には当時のコメ欄から1件、スレの温度が伝わるものを添えている。 01 【風習・信仰】神社庁「手水で手を清める言うたな、あれは嘘や。不潔でコロナうつるから柄杓撤去するで」 2020年コメ6件 コロナ対策で手水舎の柄杓が撤去されると聞いて、民俗学クラスタとツッコミ組が同時に沸いたスレ。「清めるのは魂であって肉体じゃない」という謎に説得力のある反論に、思わず頷いてしまった。 3. 名無しのオカルト 2020/10/10コロナからしたら人間のほうが穢れだといえば手水でコロナが消えないのは何もおかしくない コロナが穢れであったら手水で払い落とせることも何もおかしくない どっちにしても手水はガチ → コメ欄を全部読む 02 【オカルト】母親がリウマチでな色々痛い時があり、霊とか信じまくってた私はとりあえず清めの塩を 母親の肩に塗ってみた 2017年コメ6件 母親がリウマチで肩が痛むというので、霊なんて信じまくっていた投稿者がとりあえず清めの塩を塗ってみた、という親子の実話。翌日、肩の様子を見て投稿者が固まったらしい。 4. 名無しのオカルト 2017/10/10リウマチが塩で治るんだね もう生物学的製剤なんて必要ないんだねうんうん → コメ欄を全部読む 03 【オカルト】乗客も「え、何あれ?何々?」と騒ぎだしたので私だけの錯覚だとか 寝ぼけたとかそういうんじゃないのは間違いない 2018年コメ5件 深夜、横断歩道の手前に浮かんでいた握りこぶしのような何か。近づいていくタクシーの中で、乗客までもが「え、何あれ?」と声を上げたというから、運転手の目の錯覚では済まされない。 5. 名無しのオカルト 2018/10/20当たる瞬間に目つぶしチョキに握り替えるやつならヤバイ例(霊)だった。 → コメ欄を全部読む 04 【オカルト】住めないほど損壊した空き家なのに足音が。更に聞こえたのは…… 2022年コメ4件 住めないほど荒れた空き家なのに、中から足音がする。隣の家も確認して回った先輩が青ざめた理由と、壁に残っていた文字のことは、本文で確かめてほしい。 05 【オカルト三篇】幽霊が見えなくなりますようにとお願いした結果w/ 家に何かが、否、男性がいる / 江北橋の事故 2021年コメ4件 幽霊が見えなくなるよう願をかけた結果、思わぬ方向に願いが叶ってしまった話と、家に"何か"どころか"男性"の気配がいる話、そして同じ場所で事故が続いたという橋の話。三篇まとめての蔵出しだけに、後味の質がばらばらなのがいい。 4. 名無しのオカルト 2021/10/11江北橋は40〜50年前から有名。 おいでおいで橋とかなんとか言われてたって親父に聞いた。その頃事故がめっちゃ多発してたって。 → コメ欄を全部読む 06 【風習・信仰】ご利益の話を聞くと涙が止まらなくなる、鳥居をくぐろうとすると射すくめられたような気になる……これって何? 2019年コメ3件 伊勢神宮の話を聞くだけで涙が止まらなくなる、鳥居をくぐると射すくめられたような気になる――本人は「情動失禁か気のせいか」と半信半疑だったけど、スレの住人の返しがやたら本気だった。 1. 名無しのオカルト 2019/10/09こういった話で招かれてるとされることとして、それまで雨が降っていたのに参拝した瞬間晴れたとか、無風の状態からそっと風が吹いたとか声が聞こえたとか色々あるよ。自分は東尋坊近くの雄島に朝訪ねたとき、雨降ってたけど参拝したら雨がやんで、雄島から出て車乗ってたらまた雨降ってきた。招かれてたのかなぁと思った出来事だったわ。 → コメ欄を全部読む 柄杓も清めの塩も鳥居も、結局はこちら側とあちら側を分けるための仕掛けだった。踏み越えてしまった側に心当たりがある人は、ぜひコメ欄で教えてほしい。…