
1: Hitzeschleier ★ RRpEOU6U9 2026-10-09 12:31:29 「そもそも政治家に求められる資質として、『話したくても話してはいけないことを、話さずに我慢できる』という精神的な強さも含まれているはずです。本音を言ってスッキリする職業ではなく、むしろ逆なのです。もしもどうしても吐き出したいのならば、家庭など完全に秘密の守れる場でやるべきです」 【写真を見る】簗農水大臣が記者の直撃に言い放った”アウトすぎる一言” これは『声に出して読みたい日本語』などのベストセラーで知られる齋藤孝・明治大学文学部教授の著書『余計な一言』の中の一節。この説に基づいた場合、目下話題の簗和生農水大臣の「資質」はどう評価すればいいのだろうか。簗氏の場合、本音が出たのか、自己顕示欲のあらわれなのか、両方か、その判断は難しいところである。 「恫喝だ」と批判を集めている簗氏の実際の発言を見てみよう。場所は地元の自民党支部総会の後に行われた懇親会だ。 「自民党の議員に頼っていくらの予算が必要だというところに、多く回すのが当たり前の話ですから」 「私は今ですね、筆頭副幹事長(当時)という立場になってですね。“幹事長室にちょっと来てくれ”と言えば、こんなことができるんですね」 有権者らを前に、筆頭副幹事長である自分には予算を動かす力があると誇示。そのうえで与党を支持しないと予算を削られて当然だと有権者を前に言ってのけた。これがいわゆる「恫喝発言」である。 この件がデイリー新潮、週刊新潮等で報じられたあとの右往左往はご存じの通りだろう。「一議員としての発言なので大臣としてのコメントはできない」「発言が自分のものか確認していない」「自分にはそんな権限はない」「役所に要望はしていないが問い合わせはした」「誤解を招いて申し訳ない」「謝罪して撤回する」等々(いずれも大意)。 何が問題なの? これら発言はすでに各社から大きく報じられ、批判を集めているが、ここではその人間性も垣間見える別の発言をご紹介しよう。それはそもそものきっかけとなった週刊新潮の取材において記者に向かって発した一言である。最初にこの件を報じた同誌記事(10月8日号)では、直撃をした記者とのやり取りは簡略化されて、以下のように書かれている。 (記者)今年度の那須烏山市と那珂川町の道路予算を大幅に削減したとの発言。実際にカットさせましたか。 (簗氏)我々はそういうこと、できる立場にないでしょ。行政がやることだから。 (記者)音声も確認している。大臣が発言された? (簗氏)おぼえてない。 以上はあくまでも記者とのやり取りの要旨である。 では実際の記者とのやり取りはどのようなものだったのか。一問一答を忠実に再現した記事(新潮QUE掲載「実際にそんな権限はないんだよ」――簗和生農林水産大臣の予算削減問題を直撃「一問一答」【全文公開】)から、その一部を見てみよう。 (記者)もしも発言が真実でしたら問題となるかと存じます。 (簗氏)何が問題なの? どういうことが問題なの? ちゃんと言ってみな。 (中略) (記者)(予算削減などの)発言していたら問題ではありませんか。 (簗氏)どう問題なの? (記者)3区の住民の方々は… (簗氏)(記者の言葉を遮り)実際にそんな権限はないんだよ。そんな権限はないんだよ。議員にはそんなこと出来ないんだよ。 (再び記者の言葉を遮り)だから、何が問題あんの? いや、あなたがそれを問題視してる理由が私には分からない。何故かというと、そんなこと出来ないから。 (記者)出来ないのに、そうした発言を簗先生がされたら、言葉が力を持ちませんかね? (簗氏)私は全然そうは思わないね。 こうした発言を、直撃取材に気が動転して心にもないことを口にしたと捉えるか、本音が口をついて出たと捉えるか、それは有権者の判断だろう。 新潮QUE掲載の記事(「実際にそんな権限はないんだよ」――簗和生農林水産大臣の予算削減問題を直撃「一問一答」【全文公開】)では、簗氏と記者との一問一答が忠実に再現されている。…