1: 名無しのアニゲーさん 2026/10/02(金) 09:07:01.46 ID:EeFO8pEt0● BE:779857986-2BP(2000)この新しいゴジラ映画には、とても重要な何かが欠けている 『ゴジラ・マイナス・ゼロ』は、その中心にどうにも解決しようのない問題を抱えている。 72年の歴史を経て、ゴジラは今までになく強大な存在となっている。 アメリカでは、キングコングと共演するモンスター・ヴァース・シリーズでスクリーンを暴れ回り、日本では、ゴジラを生み出し、これまで33本のゴジラ映画を手掛けてきた東宝が、2016年の『シン・ゴジラ』、そして2023年の『ゴジラ-1.0』で近年大きな成功を収めている。後者はアカデミー賞視覚効果賞まで受賞した。 そんな大ヒット作の続編となれば、『ゴジラ・マイナス・ゼロ』に大きな期待が寄せられるのも当然だ。9月26日に開催されたニューヨーク映画祭でのワールドプレミアにも、それが如実に表れていた。 だが、期待が大きければ、その分失望も大きくなることがある。そして残念ながら、それこそが山崎貴監督によるこの続編なのである。 前作の物語を引き継ぎ、タイトルにもなっている怪獣を、その最も象徴的な宿敵と対決させる本作は、古典的な過ちを犯している。 主役であるはずの怪獣よりも、ぱっとしない人間キャラクターたちを優先してしまっているのだ。 そのため、ゴジラをほんの一瞬眺めるだけでは満足できず、もっとゴジラを見たいと思っている観客は、本格的な見せ場が始まるまで延々と待たされることになる。 最高の瞬間には、轟音とともに圧倒的な威厳を放つゴジラが姿を現す。しかし残念ながら、そうした場面はあまりにも少ない。 壮大な怪獣映画を目指しているにもかかわらず、その期待には十分応えられていない。 (ネタバレ部分省略) 前作と同様、『ゴジラ・マイナス・ゼロ』は、馬鹿げていて中途半端ではあるものの、反米的な要素を前面に押し出している。 ただし、「どちらも取ろう」とするその政治的スタンスは、ドラマと混沌が入り混じった作品そのものよりは、まだバランスが取れている。…