アメリカ・アラスカ州のデナリ国立公園には、人間のレンジャーといっしょに働く、ちょっと「特別な」職員たちがいる。冬の雪原を駆け抜ける「そり犬」たちだ。 彼らはレンジャーと共に広大な原野を巡回し、調査の支援や資材の運搬など、機械には任せられない重要な仕事を担っている。 ところが2026年8月、100年を超える歴史を持つデナリの犬ぞり隊の行く末に、突然暗雲が垂れ込めた。 トランプ政権下の米内務省が、犬ぞり隊の運営を支えるスタッフを雇用するための協定を承認せず、政府からの資金援助が大幅に削減されることになったのだ。 ... ▼あわせて読みたい ・世界最古のソリ犬、グリーンランド・ドッグのDNAが明かす、人類が北極圏に到達した歴史 ・ソリ犬の血が騒ぐぜ。スキーをする飼い主と一緒に走るのが大好きなハスキー ・多くの人の命を救ったソリ犬、バルドをゲノム解析。多様な犬種の血を引く遺伝的適応が明らかに ・ハスキー犬の先祖はそり犬のルーツ。約1万年前からシベリアで犬ぞりを引いていた(アイルランド研究) ・過酷な寒さに耐えながら約1850キロに渡るアラスカ横断犬ぞりレース「アイディタロッド」 この記事のカテゴリ:動物・鳥類 / 料理・健康・暮らし…