
2000: 名無し 2026/09/28(月) 21:20:41.60 10月22日のドラフト会議で1位指名を確実視される山梨学院の二刀流右腕・菰田陽生(こもだ・はるき)投手(17)がプロでも投打二刀流の継続を決断したことが28日、分かった。投手では最速152キロ、打者では高校通算39本塁打を誇る1メートル95、102キロの大器。全12球団から調査書が届き、既に面談した球団にも意向を伝えた。パイオニアとして道を切り開いたドジャース・大谷に続く挑戦が注目される。 運命の10・22まで3週間強。最近も練習視察で山梨学院を訪れたスカウトは規格外ぶりに感嘆して帰っていったという。ブルペンでは球速150キロ台を連発し、木製バットを使った打撃練習では推定140メートル弾。今秋ドラフト戦線で主役の一人と目される菰田が、プロ入り後も二刀流継続の意思を固めたことを本紙に明かした。 「二刀流でプロ野球選手になりたいという気持ちになりました。どっちかに絞るのではなく、自分の可能性に挑戦してみたいです」 現代野球では、まだドジャース・大谷しか成功例がない“いばらの道”。同校の吉田洸二監督は「投打の両方で“もっとやれる”という自信があると思います。17歳にして投打であのポテンシャル。どちらかに絞るのは私ももったいないと思う」と思いを尊重した。 今春選抜で骨折した左手首は完治し、準決勝で敗れた今夏の山梨大会後も投打ともに成長著しいことも決断の一因だ。2年春に2年生の選抜史上最速タイの152キロを計測し、3年春は特大弾を放つなど投打ともに甲子園で活躍。花巻東(岩手)時代の大谷と同様に投手と野手の適性評価はスカウトによって分かれ、現時点で甲乙をつけると「第2の大谷」の可能性を消すことにつながりかねない。 28日にパ・リーグ球団から最後の調査書を受け取り、全12球団の調査書がそろった。面談が可能になるプロ志望届は提出済み。既に巨人、阪神などとは顔合わせし、吉田監督から「投打両方で育成していただけるとありがたいです」と意思を伝えた。同席した菰田は「直接話すことで、プロ野球選手になる夢に近づいていると感じられて、うれしいです」と振り返った。 大谷を送り出した日本ハムでは2年目20歳の柴田が投打で躍動し始めた一方、二刀流育成のノウハウを持つ球団は多くない。菰田が悩み抜いて覚悟を決めたように、ドラフトで指名する球団には「二刀流で大成させる」という覚悟と責任が必要になる。 《多くのスカウト野手評価も…投手への愛着と秘める素質》【記者フリートーク】20年の入社以来、担当はアマチュア野球一筋。菰田級の打球飛距離は、花巻東時代の佐々木麟太郎(現マーリンズ)しか見たことがない。だからこそ、多くの担当スカウトが野手評価でそれぞれの球団に報告を上げている。 ただ、菰田本人は「野球は投手が投げて始まるスポーツ」と愛着を持つ。1年時からフィジカル向上を目指し、吉田健人部長と二人三脚で野手中心の練習に励んできた。本格的な投手トレーニングに打ち込めば、「160キロを投げる先発投手になれる」と断言するスカウトもいる。 直球の縦変化量(ホップ成分)はプロの投手で50センチ台なら優秀とされる。数値が大きいほど“ホップ”しているように見え、菰田は66・9センチを計測。データ上でも「火の玉ストレート」の素質を秘めている。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平) ≪日本ハム獅子8登板&1号 DeNA武田は投手一本に≫24年ドラフト1位で日本ハム入りした柴田は2年目の今季、二刀流として真価を発揮し始めた。投手では6月に2度先発し、7月からは救援に回るなど計8試合で防御率2.03。打者では9月9日にプロ初安打、同19日にプロ1号を記録して16試合で打率.355、1本塁打、3打点の好成績だ。同じ日本ハムの22年ドラフト1位・矢沢は今季1登板で、71試合出場の野手に軸足を置いている。23年ドラフト3位でDeNA入りの武田は昨年9月に登録を外野手から投手に変更し、投手一本に専念した。…