
1 元カレとも子どもがほしい30代ママ 鈴木涼美が思う「子宮を外で使おうという願望」が「わりと普通に存在する欲望」なわけ 作家・鈴木涼美さんの連載「涼美ネエサンの(特に役に立たない)オンナのお悩み道場」。本日お越しいただいた、悩めるオンナは……。 Q. 【vol.75】元カレが大好きすぎるワタシ(30代女性/ハンドルネーム「アニー」) 3年前にマッチングアプリで知り合った男性と結婚し、昨年子どもを授かった35歳です。夫は家事育児にとても協力的な良いパートナーで、夫と別れたいという気持ちはありません。他方、10年以上前にお付き合いしていた元カレ(今はバツイチ)が大好きで、いまだに繋がっています。そして会うたびに、元カレとも子どもがほしいと思ってしまいます。不倫や、いけないことをしているという感覚があまりなく、大好きな人にも子どもがもたらしてくれる幸せを味わってほしい、という気持ちが強いです。 以前、こちらの連載で嫌な人との関係を続けていくにはどうすべきか?という相談内容がありましたが、好きな人との関係は、どうやって続けていくべきでしょうか? 2 A. 外に子どもが作れないところにあるどうしようもない男女差 あなたの子どもを産みたいという願望は、女にとってのある種の究極の愛情表現っぽいところがありますが、男があなたの子どもがほしいと言うと、なんかちょっと自分勝手で無責任なように聞こえます。それはひとえに、お前が産むわけじゃないけどな、というのと、男は相手を一人に絞らなくても子どもが作れるという事情によります。これは哺乳類の身体の機能の問題であって男に責任があるわけではないけれど、男は同時に七人の女をはらませてそれらを全部自分の子としてかわいがる、というようなことが、倫理的にどうかは別としてできてしまうし、経済力がべらぼうに高ければけっこう現実的で、大奥でも『キングダム』の後宮でも普通に起きているわけです。 それに対して女はどんなに器用で経済力があって甲斐性もあって気合十分でも、同時に二人の男の子どもを妊娠することはできないので、一年間は自分の身体を一人の男の子どものために使わなくてはいけないし、その後も片方の男にバレずにもう片方の男の子どもを身ごもるのは不可能。別の男と子どもを作るには、今の男との関係を清算するか、とんでもないアップデートで未来型パートナーシップを提案するか、あるいはあなたの子ですと嘘をついて産むしかない。 (中略) ■欲望に忠実に生きてみるのも、またよし さてしかし、今あなたがちょっと子宮を外で使おうと思っても、法律や夫はそう簡単に見過ごしてくれないのが現実ではあります。妊娠すれば体型などでわかりますし、あなたが産んだ子どもはあなたが帰属する家庭に吸収されるからです。納得はいかないけれど、女の身体にはそういう縛りがあって、女として生きていくならば、楽しむにせよ抵抗するにせよその身体と付き合っていかねばなりません。 最も手軽で現実的なのは、毎晩妄想の中で元カレやその子どもとの生活を楽しみ、昼間起きている間は夫や現実の自分の子どもとの生活を楽しむことです。そもそも、あなたが子どもを産みたいとまで思うその気持ちを、元カレ自身とも共有できているとは限らず、向こうは別れたのには理由があるとしっかり考えているかもしれないわけですが、イマジネーションの世界では彼のほうもあなたを激しく愛しているという設定にすることもできて便利です。小説サイトで妄想を物語にしてもいいかもしれません。そこではあらゆる性的冒険も可能、オメガバースみたいなSF設定も可能です。 もう一つは逆に小説の主人公のように、夫との関係を清算、家庭を解体して十年越しに元カレに乗り換えること。家庭を捨てた身勝手な女と呼ばれようが、せっかく家族を捨ててきたのに彼に冷たくされようが、欲望に忠実に前後の見境なく生きるのも、日々退屈な日常を送る多くの人からすれば憧れの生き方の一つです。どちらを選んでもあなたの人生を否定する人はいるだろうけれど、自分の人生なので、他人に批判されようが好きなように生きてみるべきだと私は思います。 132 >>2 割といい回答だね 207 >>2 >小説サイトで妄想を物語にしてもいいかもしれません。そこではあらゆる性的冒険も可能、オメガバースみたいなSF設定も可能です。 真面目に読んだら割とまともなこと書いてるじゃんと思ったら なんじゃコイツ… 279 >>2 回答が面白すぎるwww…