足の指の間の皮が、ときどきぱっくり割れる。子どものころからずっとそうだったので、「自分は乾燥肌だから仕方ない」で片づけて15年。あるとき何気なく流れてきた他人の投稿をきっかけに、その「乾燥」には別の名前がついていたかもしれないと気づく。答えは、日本人にとっても相当おなじみのアレだった。 ※注:水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの仲間が足の皮膚に住みついて起こる。英語では「アスリートの足(athlete’s foot)」と呼ばれていて、部活の更衣室や共同シャワーでうつりやすいことに由来する名前だ。抗真菌薬は、その菌の増殖を抑える薬のこと。以下はあくまで投稿者と海外の読者の体験談で、診断や治療の指針ではない。足の症状が気になるなら、自己判断せずに皮膚科で見てもらうのがいちばん早い。 何をやらかした? 📌 投稿者は10歳ごろから、シャワーのたびに足の指の間の皮膚が割れる状態が続いていた。けれど「自分は乾燥肌だから」と思い込み、保湿クリームを塗ってやり過ごすこと15年。たまたま目にした他人の投稿に背中を押されて市販の抗真菌クリームを試したところ、あれだけ繰り返していたひび割れが、ぴたりと止まった。 事の発端 「肌が乾いてるだけ」で片づけた子ども時代 始まりは、投稿者が10歳か12歳くらいのころだ。シャワーを浴びているとき、足の指を前に大きく曲げたり、指の間を洗ったりすると、皮膚がぴりっと裂けるようになった。 とはいえ、投稿者はもともと肌が敏感で、乾きやすい自覚があった。だから「ああ、よっぽど乾燥してるんだな」と思い、保湿クリームを塗って、それきり忘れた。 その後も同じことは何度も起きた。時期によって頻度が増えることもあったが、母親に話しても大ごとにはされなかったので、投稿者も大ごとにしなかった。 いつのまにか、それが自分の体質になっていた 年月が過ぎるうち、投稿者はこう考えるようになった。これはもう自分の人生の一部なんだ、と。 肌が乾く、皮が割れる、少し痛い。でも自分はもう大人なんだから、いちいち騒ぐようなことじゃない。我慢してクリームを塗っておけばいい。そうやって、10代も20代も過ぎていった。 やらかしの一部始終 数か月前、指の1本が猛烈にかゆくなった 転機は数か月前だった。足の指の1本が、これまでにないほど強くかゆくなり、うっすら紫がかって腫れてきたのだ。 それでも投稿者は、様子を見ることにした。かかりつけ医は当日か翌日の予約しか受け付けておらず、しかも電話の受付は午前中だけ。ちょうど仕事や用事で埋まっている時間帯なので、ちょっと診てもらうだけでもひと苦労なのだという。※注:日本の「思い立ったら近所の皮膚科に寄る」感覚とは、予約の仕組みが少し違うらしい。 それに、見た目も症状も、どちらかといえばしもやけに近かった。家の中は結構寒いのに、投稿者は靴下を履く習慣がない。しかも寒さに慣れすぎていて、自分では寒いと感じていない。だとすれば、しもやけができてもおかしくないし、大事にしていれば数週間で引くはずだ――そう考えた。 靴下を履いたら腫れは引いた。でも今度は皮がめくれてきた そこで投稿者は、1か月間きちんと靴下を履いて過ごした。すると腫れは引き、かゆみも消えた。読み通りだ。 ところが、今度はその指の皮膚がめくれ始めた。見た目がひどく悪いわけでもなかったので、投稿者はまたしてもクリームを塗り、いつもの「様子見」に入った。 スマホを眺めていたら、自分と同じ足の投稿が流れてきた ちょうどそのころ、なんとなくスマホをだらだら眺めていた投稿者のもとに、ある投稿がおすすめとして表示された。足の指の間がひび割れるという、自分とまったく同じ症状の人の相談だ。 そしてコメント欄では、みんなが口をそろえて同じ言葉を書いていた。「それ、水虫だよ」。 投稿者は思った。水虫のわけがない。足はちゃんと洗ってるし、外で裸足になんてならない。それに自分のこれは何年も前からだ。ネットに出てくる水虫の写真はどれも見るからにひどくて、自分の指の間の小さな裂け目とは似ても似つかない。 それでも、一度頭に入ったその考えは、なかなか消えてくれなかった。 「どうせ無駄だろう」と思いながら、薬局へ 調べてみると、水虫用の抗真菌クリームは薬局で普通に買えて、値段もそう高くない。これで二度とあの痛みが来なくなるなら、安いものだ。投稿者は、内心「どうせ時間の無駄だろうな」と思いながらクリームを買った。 そして毎晩、律儀に足にクリームを塗った。シャワーのあとには指の間まできちんと拭いた。「放っておいても勝手に乾くんだから、こんなの意味ないだろ」と思いながら、それでも続けた。 正直なところ、塗り始めてからのほうが見た目は悪くなった。これまで割れていた場所の皮膚が、今度はめくれてきたのだ。……ところが。 その週、皮膚は一度も割れなかった。 その後 投稿者は、自分の足が本当に水虫だったのかを証明できない。指の間のそれを検査に出したわけではないからだ。ただ、はっきりしていることがひとつある。あの日以来、足の指の間の皮膚は一度も割れていない。 投稿を締めくくるにあたって、投稿者はこう書いている。「これで誰かの役に立てるのかは分からないけど、足の指の間の皮膚が割れるのは、普通のことじゃない。それと、シャワーのあとに指の間を拭くのは、無駄な手間じゃない」。 15年分の「乾燥肌だから仕方ない」を、薬局で買った一本のクリームがあっさり終わらせてしまった、という話である。ちなみに投稿者は後日、この投稿に一行だけ追記している。「どうしてこれが自分史上いちばん伸びた投稿なんだ😭」。本人はまったく想定していなかったようだが、コメント欄には「自分もかもしれない」と言い出す人が次々とあらわれることになった。 海外の反応 1. やらかし名無しさん 病気の画像を検索すると、いつもいちばんひどくて大げさな例ばかりが出てくるの、本当に勘弁してほしい。あれのせいで、大多数の人に実際に起きている見た目と比べようがなくなるんだよ。自分の目で見分けられて当然のものが、あの写真のせいでかえって見分けられなくなってる。 2. やらかし名無しさん(>>1への返信) そりゃそうだよ、写真に撮られてネットに載るのは、ひどいケースか珍しいケースだけだもの。軽い人はわざわざ自分の足を撮らないし、撮ったところで誰も見たがらない。 3. やらかし名無しさん(>>1への返信) 自分もまったく同じ理由で何年も放置してた。検索して出てきた写真と自分の足を見比べて、「全然違うな、これは別物だ」って毎回納得してたんだよね。結論から言うと、別物じゃなかった。 4. やらかし名無しさん 投稿者は「外で裸足にならないから水虫じゃない」と考えてたみたいだけど、実はそこ逆なんだ。裸足で外を歩くほうが、むしろ足にカビが繁殖するリスクは下がる。菌がよろこぶのは温かくて湿った場所で、その環境を提供してたのは、ほかでもない靴のほうだよ。 5. やらかし名無しさん(>>4への返信) これ本当に大事で、足だけ治しても靴をそのままにしてると、また同じ場所からもらい直すことになる。自分は治ったと思うたびに再発を繰り返して、結局は靴を買い替えて、浴室も念入りに洗って、やっと落ち着いたよ。 6. やらかし名無しさん(>>5への返信) 自分の場合は靴の中が原因だったから、成分の違う靴用スプレーを2種類買って、1日おきに交互に使うのを数か月続けた。そこまでやってようやく再発しなくなって、今のところ半年きれいなまま。足より靴のほうが長期戦だった。 7. やらかし名無しさん これがものすごく良い話なのか、それともものすごく良くできた水虫薬の宣伝なのか、自分には判断がつかない。どっちにしろ、なんかちょっと痛い気がしてた指の間のために、買い物リストに水虫薬を追加しておきました。 8. やらかし名無しさん(>>7への返信) 投稿者です。念のため言っておくと、自分が買ったのは有名な商品じゃなくて、同じ成分の安いノーブランド品です。宣伝するほどこだわって選んでません。 9. やらかし名無しさん 運動なんてまるでしてないのに、病名のほうが「アスリートの足」なの、どう考えても納得いかないんだよな。こっちは一日中デスクの前に座ってるだけなんだが。せめて「引きこもりの足」とかに改名してくれないか。 10. やらかし名無しさん(>>9への返信) 15年だろ。その足のカビ、アスリートとしてはもう立派な殿堂入りだよ。現役期間で言ったら、たいていの本物の選手より長くやってる。 11. やらかし名無しさん この投稿を読んで、今まさに靴下を脱いで自分の足の「ただの乾燥」を確認してる人、たぶん何千人単位でいると思う。投稿者、とんでもない規模の集団自己診断イベントを開催してしまったな。 12. やらかし名無しさん(>>11への返信) ……自分の足について長年なんとなく抱えていた疑問が、たった今まとめて解決してしまった気がする。10年以上ずっと「乾燥肌だからな」で片づけてきたやつだ。これから薬局に行ってくる。 13. やらかし名無しさん 別に責めるつもりはないんだけど、シャワーのあとに足の指の間を拭かない人がいるというのが、自分にはまず衝撃だった。あそこ、ほっといて乾くほど風通しよくないよね。 14. やらかし名無しさん(>>13への返信) それ、誰かに教わらないと一生気づかないやつだと思う。体を拭く手順って家で習うものだし、指の間まで拭く家庭に生まれなかったら、そういう発想自体が出てこない。自分も大人になってから知った側だよ。 15. やらかし名無しさん 自分はかかとと足の側面がガサガサに乾いて割れていて、たまたま別件で皮膚科に行ったとき、先生に「それ水虫だと思いますよ」と言われた。指の間には何の症状もなかったから心底びっくりしたよ。検査したら本当にそうだった。足首まで薬を塗るように言われてその通りにしたら、今では普通の足になった。 16. やらかし名無しさん 逆のパターンもあるから一応。自分は10代のころからずっと水虫っぽい症状が出ていて、今は30代半ば。市販の薬をひと通り試しても全然だめで、最後に皮膚科で皮膚を削って検査に出してもらったら、カビじゃなかった。手やすねにも湿疹があるから、たぶんそっちだろうという話になったよ。結局、自分で決めつけずに調べてもらうのがいちばん早い。 17. やらかし名無しさん 自分もまったく同じ症状だった。ひりひりして、かゆくて、皮がむけて、指の関節のところが割れる。ところが新しい靴を買ったら、何もしてないのに全部きれいに治ったんだ。調べた結果、靴のクッションに使われている素材のアレルギーだと分かった。何人もの医者が何年も頭をひねった問題が、靴を替えただけで終わった。 18. やらかし名無しさん 自分も同じくらいの期間、出たり治ったりを繰り返してた。ただ、そのあいだに足の爪が変形してしまって、足を見られるのがすごく嫌になったんだよね。ビーチもサンダルも避けるようになった。爪のほうはきれいに戻る保証がなかったけど、運よく元通りになって2年以上経つ。放っておくと足以外に広がることもあるらしいから、気になる人は早めに見てもらったほうがいい。 19. やらかし名無しさん うちの元カレも何年も足のカビを放置してた。世の中のたいていのことがそうであるように、結局わたしがしつこく言って、わたしが薬を買ってきて、わたしが「いいから塗って」と渡すまで何も動かなかった。そして塗ったら一週間で普通の足になっていた。あの数年はなんだったんだ。 20. やらかし名無しさん 自分は鼻のまわりに湿疹ができて、昔から湿疹持ちだったから「はいはい、いつものやつね」と高い保湿クリームを次々試していた。まるで良くならないまま10か月。忙しくて病院に行けずにいたんだけど、ようやく診てもらったら、湿疹じゃなくて細菌の感染症だった。しかも当時の自分、大学でその細菌の広がり方を研究して、毎日のように人の鼻を綿棒でこすっていたんだよ。自分の鼻だけ完全に盲点だった。 21. やらかし名無しさん 投稿者が追記で「どうしてこれが自分史上いちばん伸びた投稿なんだ」って嘆いてるの、気持ちはよく分かる。ちなみに自分の人生でいちばん伸びた投稿は、パイナップルジュースを飲みすぎてお腹を壊した話だ。人生で残るものって、自分では選べないんだよな。 まとめ 15年間ずっと「自分は乾燥肌だから」で片づけてきた足のひび割れが、薬局で買った一本のクリームであっさり止まった、という告白だった。コメント欄では「画像検索は重症例ばかりで比較にならない」「足より靴のほうが本体」といった納得の指摘が並ぶ一方、「検査したら別物だった」「靴の素材アレルギーだった」という逆の体験談も集まっていた。読みながら思わず靴下を脱いだ人が数千人規模で発生したらしいのも、この投稿らしい結末である。 元ソース: 15年間ずっと水虫だった話 The post 「水虫のわけがない。足はちゃんと洗ってるし、外で裸足になんてならない」…そう思って15年が過ぎた話 appeared first on やっちまった!海外のやらかし告白.…