
1: 匿名 2026/08/04(火) 04:00:53 「北極授業」で白夜を紹介する北沢佑子さん。現地は午前4時との説明に児童たちが驚きの声を上げた=坂東市大崎北極圏に位置するグリーンランドで自然環境などの観測活動に参加している茨城県自然博物館(同県坂東市大崎)の主任学芸主事、北沢佑子さん(40)=同県筑西市出身=が1日、同館と北極をインターネットでつないだ「北極授業」を行った。北沢さんは、日が沈まない「白夜」の様子や動植物、住民の暮らしぶりなどを紹介。現地から約7000キロ超離れた同館には県内外から親子連れら約280人が集まり、熱心に耳を傾けた。授業は、グリーンランド北西部のカナック地域にある観測拠点と、同館の3階映像ホールをテレビ会議システムで接続して実施した。北沢さんが明るい空を背に「現在、こちらの時刻は午前4時です。夜更けに近いですが明るいです」と語りかけると、「4時なの?」などと驚きの声が上がった。「北緯77度で北極点に近いので、夏の間は太陽が沈まない『白夜』があります」と解説した。陸地を覆う氷河の上で氷が溶け出してできた水流の深さを測ったり、海中約300メートルの深さに録音機器を設置し、周囲の環境や生き物の生態を調べたりする様子など、自然観測活動も紹介した。人口約600人のカナック地域に1軒だけというスーパーマーケット、アザラシは身や骨、皮まで余すことなく活用することなど、現地の人々の生活も伝えた。イッカクの皮と脂身で作る料理「マクタック」については「現地の人はわさびじょうゆで食べる。アワビと大トロを足して2で割ったような味」と話した。会場の子どもたちからは「北極と南極の大きな違いは何ですか」「イッカクの角はどれくらいの長さですか」などと次々に質問が出た。メモを取ったり、うなずいたりしながら、前のめりになって聞き入っていた。同県つくば市から家族4人で訪れた市立茎崎一小4年、大曽根彩乃さん(10)は「ゼリーみたいな見た目のイッカク料理が印象に残った。食感や味を具体的に聞けて面白かった」と声を弾ませた。北沢さんは県立守谷高の教諭だった2019~20年に県内の教員で初めて、国立極地研究所の派遣プログラムに選ばれ、南極へ渡った。今回の北極圏観測は同研究所、海洋研究開発機構、北海道大が主導する「北極域研究強化プロジェクト(ArCSIII)」の一環で、グリーンランドに滞在している。…