1: 煮卵 ★ REhm9k+X9 2026-05-16 09:12:24 「なろう・異世界系に偏重していた」――KADOKAWAが5月14日に発表した2026年3月期通期決算にて、連結営業利益が前年度比ほぼ半減となる89億円から40億円に減少した。特に主力の出版事業では、前年の32億円から10億円の営業赤字に転落。同社は、特定ジャンルへの偏重があったと分析している。 収益性悪化の要因について、同社は決算資料の中で「既存の勝ちパターンへの過度な依存」と明記している。「なろう・異世界系」など実績のある特定ジャンルに偏重した結果、市場が飽和状態となり、企画の類型化によって斬新な挑戦が減少したと分析。編集者の積極採用で刊行点数を増やしたものの、クオリティーや新しさが伴わない作品の増加によりヒット創出に結び付かず、1タイトルあたりの部数減少を招いた。 また、各タイトルに宣伝・販促リソースを割く分散型の手法、製造・物流コストの増加を価格設定で吸収しきれなかったことの4点が利益を圧迫する要因となったという。 同社はこれらの課題に対応するため、25年11月に「出版ステアリングコミッティ」を立ち上げた。これは編集・営業・宣伝・生産部門の意思決定者が垣根を越えて集結する横断的組織であり、構造改革を推進する独立したレイヤーとして機能する。これと並行し、26年1月および4月には出版事業の組織再編を実施。ジャンルの整理を通じて意思決定の迅速化を図るなど、実務レベルでの体制刷新も進めている。 これら国内出版事業の構造改革のモデルケースとして、マンガ大賞2026を受賞した「本なら売るほど」や直木賞作家による小説「熱柿」など、異世界系トレンドとは一線を画す作品群を挙げた。 続きは↓ [ITmedia NEWS] 2026/5/16(土) 2:01…