韓国安保室長、「統一部長官発言」めぐる韓米間の立場の違い認める(中央日報) 魏室長は韓国政府の立場ではクーパン問題と安保協議の「分離対応」が原則だと強調した。魏聖洛は「政府はクーパンの問題は法的手続きに基づいて進め、安保交渉は安保交渉として進展するべきという立場」と述べた。 しかし米国内の雰囲気は尋常でない。現地の一部では韓米間の経済・安保分野の葛藤が絡み合い、不協和音が強まっている。これに先立ち米共和党内の最大の議員会の一つ「研究委員会(RSC)」所属の議員54人は21日、康京和(カン・ギョンファ)駐米大使に韓国政府がクーパンなど米国企業を差別しているという趣旨の抗議書簡を発送した。 魏室長は鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官の「亀城(クソン)発言」をめぐる韓米間の立場の違いも認めた。魏室長は「鄭長官が話したのは米国から受けた情報を流出したものではなく、これを前提にした主張と議論は誤りだというのが政府の立場」とし「米国は自分たちが与えた情報が流出したと考えるようだ」と話した。 続いて「もともとそれ(亀城核施設)が韓米連合の秘密という点は認められる」としながらも「鄭長官がこの連合秘密を聞いて、それによって(発言を)したとすれば大きな問題になるかもしれないが、鄭長官は一貫して『自分はそのような情報を受けたことがなくオープンソースとして聞いたことがあり、その話をした』と言っている」と説明した。そして魏室長は韓米関係が危機に直面したのではないと伝えた。 この問題が浮上した当時、鄭長官の反応は「突然この問題を持ち出したその底意が疑わしい」というものだった。 (引用ここまで) チョン・ドンヨン統一部長官(大臣に相当)による「亀城は核関連施設」との発言について、いまだに「一般的なオープンソースとして聞いたものを話しただけ」との釈明を続けています。 そしてアメリカは「アメリカから供与された情報を漏洩したもの」として認識していると。 まあ、実際には後者でしょうね。 いくつかのシンクタンクから「うちでは『亀城は核関連施設である』とのレポートを出したことがない」と抗議されている始末です。 ビクター・チャ「CSISは亀城レポートを書いたことない」統一部へ反論(聯合ニュースTV・朝鮮語) 近隣を含めた地域が「起爆装置について関連している」との記述はあるものの、チョン統一部長官が述べた「核濃縮施設である」とのレポートではない、と。 もはや「ソースはネットで見た」とかのレベルなのですが。 ようやく23日になって現在の韓国政府において外交安保を牽引するウィ・ソンラク国家安保室長が「米韓の言い分に差異がある」と認めた段階だったりします。 で、その一方で「アメリカ企業である」クーパンに対しての差別的扱いをやめろとの書簡がアメリカの議員から出されています。 さらにそれについて、ウ・ウォンシク国会議長が「内政干渉である」としていたりもします。 「米企業への差別をやめろ」共和党議員54人が韓国大使に異例の抗議…クーパン巡る“標的捜査”が外交問題に(AFP) ウ議長、米議員らの「クーパン差別中断書簡」に「明らかな内政干渉」(聯合ニュース・朝鮮語) クーパンが上場先としてニューヨーク株式市場を選択したことで、アメリカとしては「アメリカに上場しているアメリカ企業」扱いになっているわけですね。 で、ウ・ウォンシク議長は「アメリカ側の内政干渉だ」と言い出している。 どっちの言い分も一理以上あるのでなんともいえないのですが。 まあ、これまで積もりに積もってきたアメリカ側の韓国不信が一気に爆発したって感触です。 遅かれ早かれこうした事態にはなっていましたよ。 前々から「アメリカは韓国に不信を募らせている」って話はしてきましたよね。 「官民ともにやっていることがおかしい」 「どう見ても中国に傾倒している」 「バカみたいな憲法違反の法律は右から左に通すくせに、アメリカへの投資関連法案はいつまで経っても棚ざらし」 「なのに『外貨が足りないので通貨スワップ協定を』とか気軽に言ってくる」 ……そりゃ不信感も高まるわ。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「日韓協力は可能なのか」との話題を安保面から見てみる 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…