1: 名無しダイエット 2025/10/13(月) 07:43:32.45 ID:IMDXjDUQ9 お弁当は「虫食べてる」アトピーで「泣きながら登校」加藤綾子がアレルギー体質から学んだ「言葉の受け止め方」 CHANTO WEB 内橋明日香 2025.10.13 フリーで活躍する加藤綾子アナウンサーは幼少期にアレルギー体質で悩んでいた過去があったそう。ご飯の代わりに雑穀を入れたお弁当を「虫食べてる」と言われるなど、つらい過去がありましたが、当時を振り返り「知らず知らずのうちに社会経験になった」と話します。(全3回中の2回) ■アレルギー体質に悩んだ過去「鏡を見られず」 ── アナウンサーとしてテレビなどで活躍する姿からは想像もつかないのですが、幼少期にアレルギー体質で苦労されていたと伺いました。 加藤さん:私はもともとひどいアトピー性皮膚炎で、赤ちゃんのころにダニに噛まれて湿疹が出たことをきっかけに、そこからさまざまなものにアレルギー反応が出るようになってしまいました。 ■今春から仕事復帰した加藤綾子さん 検査をしたら結構な数値が出て、重い反応が出やすい体質だとわかったそうです。食べ物ではお米や小麦、お肉類もダメでした。食べられるものと言ったら魚類やあわや、ひえなどの雑穀やさつまいもなどの野菜ですね。 ── 食事に気をつかっていたとのことですが、学校などの集団生活の際はどうしていたんですか。 加藤さん:幼稚園はお弁当で、小学校は給食だったのですが、低学年のうちは私だけお弁当を持って行っていました。 今はアレルギー表示や、アレルギー除去食が一般的になっていますが、当時、私の周りにはそういった子がいなくて。今ならばものすごく健康志向とも取れるのですが、お弁当でご飯の代わりに雑穀が入っていることを珍しがられて、お弁当を開けると周りの子から「何それ」とか「虫食べてる」と言われたこともありました。雑穀米のようにお米とは混ぜられず、雑穀そのものだけで食べていたので色が目立っていたのだと思います。 ── 食べているものを虫だと言われるなんて…。 加藤さん:幼心にショックを受けて、家に帰って母にそのことを話しました。すると母は、笑いながら「虫なわけ、ないじゃない?」って。母の反応を見て、「そうか、これは笑うことで悩むことじゃないんだな」と素直に受け止めていました。 誕生日会などでは私だけケーキが食べられなかったので、ゼリーに変えられていて少し寂しい思いもしましたが、「みんなとは違うけど、おいしいものが食べられてうれしいな」と、小さいころはまだやり過ごせていました。食事療法などで少し症状がよくなったのですが、中学生になるとまたひどくなって。顔や首など見えるところにアトピーが出ていた時期がすごくつらかったです。かゆくて眠れないときもありました。 ── 多感な思春期には、つらいですね。 加藤さん:中学生のころは、鏡を見られませんでした。掻きむしってしまっているので目が腫れぼったく、皮膚も化膿してしまっていて。街を歩いていると知らない人がすれ違いざまに「えっ?」と振り向くのがわかるんです。通学中に人の視線がつらくて、泣きながら登校したこともありました。 今でもはっきり覚えているのは美術の授業で自画像を書いたことです。鉛筆1本だけを使って濃淡をつけて書くのですが、自画像なので鏡を見ながら、自分の顔のどこに光があたって影になっているか確認しながらスケッチします。そのときの私は、車の窓ガラスに映る自分の姿すら見たくなかったので、鏡を見ながらのスケッチが全然進みませんでした。 作業の進みが遅かったので、先生にその場に立って鏡を見るように言われてしまい、鏡を見たくなかった私はその場に立ちつくしてしまいました。そのとき、周りの子たちが私の気持ちを汲み取って見ないようにしてくれていたんです。まるで何もなかったかのように、黙々と作業をしていて。私は涙ぐんでいました。 ── 見て見ぬふりをする、ですね。 加藤さん:誰かが叱られているときって、やっぱり見ちゃうじゃないですか。でも、気を使ってクラスの子が何も起きていないかのようにしてくれていたことが、優しさや気づかいのように感じました。このころが、アトピーの症状としてはいちばんつらかったです。…