1 名前:仮面ウニダー ★:2023/08/15(火) 13:05:17.92 ID:lOuHO1p7.net ー前略ー ■シーパワーはランドパワーを取り締まる警察 ランドパワーに対抗するのが、「シーパワー」の存在です。 シーパワーの国々は、具体的な位置としては、ユーラシア大陸縁辺域(えんぺんいき)にあるインナークレセント(内側の三日月地帯)と 外側にあるアウタークレセント(外側の三日月地帯)という二つの地域を支配しています。 マッキンダーは、アウタークレセントに属するイギリスや日本、アメリカ、カナダ、オーストラリアや、半島部分にあるフランスやイタリアなどを シーパワーの国だと認定しています。 シーパワーは、ランドパワーとは全く反対の地理的な条件を持っており、島国ゆえに外の国へと領土拡大しようとはしません。 海にアクセスしやすいために、貿易などを通じて大きな利益を上げることができるので、ランドパワーの国を侵略する必要がないからです。 一方で、ランドパワーの国々が領土を拡大して、シーパワーの国の世界へのアクセスや交易を妨げるようであれば、 その拡大を抑える行動に出ます。 立ち位置としては、シーパワーは、ランドパワーを取り締まる警察のようなものだと考えると、理解がしやすいでしょう。 ■地政学上、日本が韓国を突き放すことはできない ランドパワーとシーパワーの間にいるインナークレセントの地域は、両者からの介入を受けるため、何かと紛争に巻き込まれがちです。 そこで、ランドパワーを取り囲むようなアウタークレセントに位置するイギリスや日本などのシーパワーの国は、 インナークレセントの半島に「橋頭堡(きょうとうほ)」と呼ばれる自分たちの足掛かりを置くことで、大陸へのアクセスを確保していました。 ランドパワーの国にとっても、シーパワーの国にとっても、橋頭堡は地政学上、非常に大切です。 韓国があれだけ日本にゴネても、日本側が突き放すことができないのは、 韓国がアジア大陸のインナークレセントにおける橋頭堡だからなのです。 なお、マッキンダーはこの理論を1904年に締結された日英同盟に着想を得て考えたと言われています。 このとき、ランドパワーの大国として知られていたロシアが、領土拡大を進める中、どちらも島国であるイギリスと日本が手を組み、 ロシアを封じ込めようとしました。イギリスと日本はどちらもアウタークレセントに位置しており、地理的条件は極めて近い。 その両国がシーパワーの国として同盟を組み、ランドパワーを抑え込むのは非常に理に適っていると考えたのです。 全文はソースから PRESIDENT Online 8/13(日) 15:17配信 引用元:…