1 名前:首都圏の虎 ★:2023/08/01(火) 20:25:02.94 ID:dC8jmfjY.net 韓国では「韓国は1人当たりの所得で日本を上回った」といった言説がされることがあります。 これは本当でしょうか。 韓国と日本の労働者の所得についてのデータを比較してみます。まずは韓国。 以下は2023年02月28日に韓国の統計庁が公表した2021年の賃金労働者の平均所得を調査したデータです。 ’21年12月賃金労働の仕事で働いた労働者の平均所得は333万ウォン。 前年比4.1%(13万ウォン)増加し、中位所得は250万ウォンで前年比3.3%(8万ウォン)増加した。 ⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「2021年賃金労働雇用所得(報酬)結果」 これは月給計算になりますが、賃金労働者の所得は平均で333万ウォンとなっているので、ざっくり1/10で計算して「約33.3万円」です。 しかし、これは単純平均。より体感に近い数字である中央値は「250万ウォン」となっていますから、約25万円です。 単純平均と中央値が73万ウォンも違います。中央値は単純平均より「24.9%」も低いのです。 次に日本を見てみましょう。同じ2021年の調査で比較してみます。以下は厚生労働省が公表した「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」の中にあるデータです。 平均所得金額:564万3,000円 中央値:440万円 ⇒参照・引用元:『日本国 厚生労働省』公式サイト「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」 平均所得金額は「564万3,000円」で中央値は「440万円」。中央値は単純平均より「22.0%」少ないです。韓国は「24.9%」の差でしたから、日本の方が所得格差が小さいことを示しています。 ただ、日本のデータは年収ですので12カ月で割って月収にすると以下のようになります。 月収換算 平均所得金額:47万250円 中央値:36万6,666円 韓国と日本を比較してみましょう。 平均所得金額 韓国:約33.3万円 日本:約47.0万円 中央値 韓国:約25万円 日本:約36.7万円 韓国企画財政部のデータは「社会保険(国民・健康・雇用・労災)や職域年金(公務員・軍人・士業・郵便局)に加入している約1,999万人を集計したもの」となっているので、確度は高いものと思われます。また日本の厚生労働省も確かなデータを提示しているでしょう。 ですので、「韓国の1人当たりの所得が日本を追い抜いた」という話は、このデータを見る限り信じられません。 (吉田ハンチング@dcp) 引用元:…