2022年12月18日 14:38 発信地:ニューデリー/インド [ インド アジア・オセアニア ]【12月18日 AFP】頭がはげていたインドのテレビ局幹部アタル・ラシードさん(30)は、格好良くなって、結婚したいだけだった。しかし、無害に思えた植毛手術が失敗に終わり、敗血症になり死亡した。 インドの女性は何千年も外見で判断されてきた。だが、物質主義が加速するにつれ、若く見え、見た目も良くなければ社会的地位が脅かされるというプレッシャーを、男性も感じるようになっている。 見た目を重視する傾向が強まる中、可処分所得も増えたことから、植毛を選択する男性が増加している。しかし、規制が厳しくなく、ユーチューブ(YouTube)で独学した素人による施術も横行している。 ラシードさんは、一家の唯一の稼ぎ手だった。自分の家を持ち、姉妹2人を結婚させて、より良い暮らしを送りたいと夢見ていた。 しかし、昨年デリー(Delhi)の診療所で植毛手術を受けた後、敗血症になり死亡した。頭部から全身に腫れが広がり、ひどく苦しんだという。 母親のアシヤ・ベーガムさん(62)はAFPに対し、「息子はとても苦しんで亡くなった。肝臓が機能しなくなり、他の臓器も駄目になった」と話すと泣き崩れた。 ラシードさんの家族は、警察に通報した。むくんだ顔と、亡くなる数時間前に全身から出血したためできた黒い発疹を捉えた写真も提出した。 施術をした2人を含む4人が逮捕されたが、裁判はまだ始まっていない。時間にも及ぶ手術 >※上記リンクより、一部抜粋しています。続きはソースで関連記事…