1:2022/12/16(金) 07:30:40.49ID:lE48gxNr0●?PLT(13001)ある日、いつもと同じようにパパ活アプリを開くと、一人の男性からメッセージが入っていた。「泊まりで10万円、半日の場合は5万円払う」という内容だった。決して高くはないが、安すぎる訳でもない。順当な価格だったため、怪しむこともせずに美樹はすぐに、アプリから承諾の返信をした。美樹は男性から指定されたカフェで、相手が来るのを待った。?相手は50代の男性で、黒縁のメガネ、今日はミックスツイードのコートを着ているという。約束の時間から5分ほど過ぎた頃、カフェの入り口が開き、一人の男性が店に入ってきた。美樹は、男性の正体を確かめるべく、相手の顔を凝視した。美樹は驚きのあまり、全身の血の気が引いていくのがわかったという。?相手の男性も、美樹を見て全身をこわばらせて絶句している。待ち合わせの場所に現れたのは、5年前に家を出ていった実父、賢治(仮名・51歳)だった。美樹が実父に会ったのは、母との離婚以来だった。父は浮気相手と再婚をし、2人の子供がいるという話を母から聞いていた。??父は大手企業で、それなりの役職に就いている。このため「父親さえいれば、母も私も普通の暮らしができたはずだ」と、悲しく惨めな気持ちで日々、父のことを恨んで生きてきた。一生会わないだろうと思っていた父と、こんな形で再会するなんて...。関連記事…