1 : 車1台通るのがやっとな細い道も多くあり、碁盤目状に規則正しくみっちり建物が並ぶ、京都の街中。そこで目についたのが、道の淵に置かれたほど良く存在感のある石。調べてみると「いけず石」と呼ばれているものらしい。 京言葉で「意地悪」という意味の「いけず」という、なんとも鼻につく命名をされた石たち・・・。 しかしこの石、本当に「いけず」なのか? そこで今回は生まれも育ちも京都、生粋の京都人ライターに話を聞いてみた。 <略> ──でも一理あります。そもそも、なぜ「石を置く」というちょっと分かりにくい形で、 張り紙などはされないんでしょうか。 京都人はそれができないんですね。家に張り紙や看板を掲げようものなら世間体が悪いと親に泣かれる。壁や塀が傷ついたことを騒ぎ立てて警察を呼ぼうもんなら、次の日からその家は「◯◯さん」ではなく、「昨日、塀に車ぶつけられて大騒ぎしはった家」と近所から呼ばれるようになってしまいますから。 ──そうなんですね・・・。 もしかしたら「いけず石」は、「京都人がいけず根性で置く石」の省略形ではなく、「近所の人にいけず口を叩かれるのを避けるための石」なのかもしれないですね。人目を気にしながら、狭い街で、親切石(いけず石)のようなテクをいくつも使い分けながら、日々を淡々と暮らしていますよ。それを窮屈と思う方は京都嫌いになるし、ライフハックととらえる人は京都好きになるのではないでしょうか。全文はソースで 京都人、無言の抵抗?「いけず石」…当事者側の言い分を聞いた 2 : いややわぁ… ほんまいけずやわぁ… 3 : こういうとこが京都らしいわ…