一部の出版物が鳥取県から有害図書指定を受け、Amazon.co.jpで販売できなくなった件を巡り、三才ブックス(東京都千代田区)は11月25日、鳥取県から届いたという指定理由についての文書を公開した。県の説明に対し、同社は「『言いがかり』ともいえる内容だった」と指摘。県の対応に疑問を呈し、同社の見解をまとめている。 文書によると、鳥取県は3冊の書籍が改正した少年健全育成条例の第13条第1項第2号「著しく青少年の粗暴性又は残虐性を誘発、助長し、その健全な成長を阻害するおそれのあるもの」に該当するとしている。 例えば「裏グッズカタログ2022」では、つまようじを発射できる弓矢形の玩具「つまようじクロスボウ」を紹介している。これに対して県は「安価で購入できることや組み立て手順を記載している」と指摘。条例に定める有害図書類の指定基準のうち第2項第2号「殺人、強盗、傷害、暴行その他の反社会的行為の準備や実行行為の手段、経過を詳細かつ著しく刺激的に表現しているもの」に該当するとした。 三才ブックスは「いくらなんでもつまようじで殺人や強盗は不可能。飛躍し過ぎ」と反論。他にも県は3冊の書籍から12カ所の記述を問題視していたが、三才ブックスはその全てに対し「『言いがかり』といえる内容で、なんとしても有害図書に指定したことに対する正当性をアピールしたいという強い意志を感じた」としている。参考:PDF注意※上記リンクより、一部抜粋しています。続きはソースで関連記事…