1: 名無しのニュー速クオリティさん 2021/05/06(木) 20:58:56.63 ID:ubccUb9E0.net 押井:一日にT-34戦車を50両撃破したとかさ。そういう話が日本人は大好きなんだよね。 そういうふうなことが日本人の心を慰撫するんだよ。でも慰撫してるだけであって何も学ばせようとしてない。 もっと言っちゃうと「(風の谷の)ナウシカ」だってそうなんだよ。巨神兵ってなんなんだと。 早すぎた試作品がウォーってなきながら、結局自壊しておしまいっていう。 あの男の子の乗ってた戦闘機だってそうだよ。迎撃戦闘機で重爆を火だるまにしてやるっていう、その発想がダメだって! あれじゃトルメキアに勝てるわけないじゃん。風の谷自体が日本じゃないのかって話だよね。 あれこそ農本主義日本。石原莞爾が夢見た世界とどこが違うんだ。でもちゃんと軍隊はある。 女も子供も動員するんだっていう。で、戦う女王様なわけだ。同じだよ。卑弥呼のことなんだよ。虫と話すっていう巫女さんだもん。 巫女さんを戦闘に立てて、農本主義国家として自衛戦争をするんだ。 だから「ナウシカ」は「ヤマト」よりもある意味ではタチが悪いと思った。一種正当さを装って日本人の心象にピッタリ合うから。 「ヤマト」みたいにむき出しの軍事じゃないからタチが悪い。王蟲なんてどう見たってあれは押し寄せるシャーマン(戦車)であり、地を這うB-29(爆撃機)だよ! そして結論は腐海で浄化されるんだっていう話でしょ。 だから同じだよね。一回焼け野原になって再出発するんだという。 『戦争のリアル』押井守・岡部いさく (第一章 敗戦のトラウマと日本のアニメ - 総論として p.44~p.45より引用) 引用元:…