1. 匿名@ガールズちゃんねる ネットで話題となり、使ってみる人も出てきた。私がTwitterで見つけた一番古い投稿は、次のようなものである。 あっかちゃん「関西人が語尾につける「知らんけど」はただ無責任なだけではなくて、「(その前にくる意見は)あくまで私個人の見解ですよ 真実かどうかはまぁ 知らんけど」ていう意味なのでただ単に投げっぱなしな訳ではないのです 知らんけど」(2012年11月26日)。 また、大阪出身の芥川賞作家の柴崎友香氏のエッセー集『よう知らんけど日記』が2013年に出版されていることは注目される。序文には、「東京で暮らす小説家が、大阪弁でぼちぼち綴ります。日々のあれこれ。「よう知らんけど」は、関西人がさんざん全部見てきたかのうようにしゃべったあと、「絶対にそうやって!……よう知らんけど」と付けるアレですよ。」とある。 なぜ関西人がこのフレーズを好むかと言えば、「正しく話す」か、「楽しく話す」かの比率のバランスが他所(よそ)と異なるせいであろう。「○○(かもしれない)」という話題が、今展開されている会話の場に投入されれば、もっと場が盛り上がるだろうと思うと、関西人は多少の信憑性を犠牲にしても、発話してしまうのである。「知らんけど」が「ん」を含む、リズミカルなフレーズであることも重要である。 この「正しさ」に対する軽いノリが、全国的に容認されつつあるが故に、「知らんけど」が流行語化したということなのだ。 2025/08/11(月) 17:05:04…